【初心者向け】布ぞうりの材料はこれだけ!必要な布の量と道具の完全ガイド

布ぞうりを作るために必要な主な材料は、本体を編む布、土台となる芯ひも、そして鼻緒・前つぼ用の材料です。初めて布ぞうりを作ろうと思い立ったとき、まずは何をどのくらい用意すればよいのか迷ってしまう方は多いでしょう。

実は、布ぞうりは専用の特別な材料を必ず買わなければならないわけではありません。着古したTシャツや自宅にあるロープなど、身近なものを活用して手軽に始めることができます。しかし、作り方や完成サイズによって、必要な布の量やTシャツの枚数、芯ひもの長さなどは多少異なります。

この記事では、布ぞうりを作るために最低限必要な材料から、必要な量の目安、適した素材の選び方、身近な代用品、作業をスムーズに進めるための便利な道具、そして材料の購入方法まで詳しく解説します。これから布ぞうり作りに挑戦する方は、ぜひ材料選びの参考にしてください。

目次

1. 布ぞうり作りに必要な材料

布ぞうりを作るときに用意したい材料は、大きく分けて4つあります。

それぞれ、布ぞうりの本体や履き心地を支える大切なパーツです。「どんな材料を選べばいいの?」と迷わないように、役割や選び方もあわせて見ていきましょう。

1-1. 本体を編む布

まず用意したいのが、布ぞうりの本体を編むための布です。

足の裏に直接触れる部分なので、肌触りや吸水性によって履き心地も変わってきます。また、使う布の色や柄がそのまま布ぞうりのデザインになるため、見た目を楽しめるのもポイントです。

よく使われるのは、着古したTシャツや浴衣、シーツなど。家に眠っている布を活用できるのは、布ぞうり作りのうれしいところですね。

布はそのまま使うのではなく、細長いテープ状に切ってから編み込んでいきます。そのため、手で裂きやすいものや、はさみで切りやすい布を選ぶと作業がしやすくなります。

必要な量は作るサイズによって変わりますが、両足分を編むとなると意外とたくさんの布を使います。途中で足りなくならないよう、少し多めに用意しておくと安心です。

1-2. 土台になる芯ひも・ロープ

芯ひも(ロープ)は、布ぞうりの土台となる材料です。

芯ひもを縦方向に数本張り、その間に本体用の布を交互に編み込むことで、少しずつぞうりの形を作っていきます。機織りでいう「縦糸」のような役割をイメージすると、わかりやすいでしょう。

この芯ひもは完成したあともぞうりの中に残り、全体をしっかり支えてくれます。そのため、ある程度の太さと丈夫さがあるものを選ぶのがおすすめです。

一般的には、ホームセンターや100円ショップなどで手に入るPPロープ(ポリプロピレン製の荷造りロープ)や、手芸用の木綿ロープなどが使われます。

細すぎるロープでは、仕上がりが薄くなりやすく、十分な厚みが出にくいことがあります。一方で太すぎるものは、編み込むときに力が必要です。初めて作る場合は、扱いやすい適度な太さのものを選ぶと作業しやすいですよ。

1-3. 鼻緒用の材料

鼻緒(はなお)は、足の甲をやさしく包み、布ぞうりを足に固定してくれる部分です。

鼻緒を作るときは、表面を包む「布」と、中に入れる「中芯」を用意します。

表面の布は、本体と同じものを使えば統一感のある仕上がりになります。もちろん、あえて違う色や和柄の布を合わせても素敵です。明るい色やお気に入りの柄を取り入れると、ちょっとしたアクセントにもなります。

中芯には、細く切った布の切れ端やPPテープ、キルト芯、太めのロープなどが使えます。

中芯を入れると鼻緒にふっくらと厚みが出るため、足の甲への当たりもやわらかくなります。布だけで作るよりも擦れにくくなり、履き心地もよくなりやすいでしょう。

1-4. 前つぼ用の材料

前つぼとは、親指と人差し指の間にくる部分のことです。鼻緒の中心を、本体に固定する役割があります。

基本的には、鼻緒に使った布を細く切って作ることができます。そのほか、肌触りのよい端切れや、丈夫な細いひも(アクリルコードなど)を使う方法もあります。

前つぼは、歩くたびに指の間に触れる部分です。そのため、硬すぎるものやザラザラした素材を選ぶと、擦れて痛くなってしまうことがあります。

できるだけやわらかく、肌に当たっても気になりにくい素材を選んでみてください。

ただし、やわらかさだけでなく丈夫さも大切です。前つぼが弱いと、使っているうちに鼻緒が抜けてしまうこともあります。肌触りと強度のバランスを見ながら選ぶと、履きやすい布ぞうりに仕上がります。

2. 布ぞうりにはどんな布が向いている?

布ぞうりは、家にあるさまざまな布を使って作れます。

「着なくなったTシャツでも作れるの?」「シーツやタオルでも大丈夫?」と気になる方もいるかもしれませんね。

実は、使う素材によって編みやすさや、できあがったときの履き心地が少しずつ変わります。

ここでは、布ぞうりによく使われる代表的な布を取り上げながら、それぞれの特徴や使いやすさをわかりやすくご紹介します。

2-1. 着古したTシャツ

初めて布ぞうりを作る方に、まずおすすめしたいのが着古したTシャツです。

Tシャツに使われている綿ニットはほどよく伸びるので、編み目をきゅっと詰めやすいのが特徴。できあがった布ぞうりも、ふっくらと厚みのある仕上がりになります。

肌触りもやわらかく、汗や水分を吸ってくれるので、お風呂上がりに履くルームシューズにもぴったりです。

さらに、切った端がほつれにくく、細かな糸くずも比較的出にくいので、初心者さんでも扱いやすいでしょう。

新品のTシャツより、何度も洗濯して少しくたっとしたもののほうが布がやわらかく、編みやすく感じられます。

もう着なくなったTシャツがあるなら、最初の一足に使ってみるのもおすすめです。

2-2. 綿ニット・ニット生地

Tシャツだけでなく、手芸店で販売されている綿ニットやニット生地の端切れも、布ぞうりに使いやすい素材です。

Tシャツと同じように伸縮性があり、やわらかいため、比較的スムーズに編み進められます。

新品の生地は着古したTシャツよりハリがあるので、編むときに少し力が必要になることも。ただ、そのぶん形が整いやすく、きれいな仕上がりを楽しめます。

好きな色や柄を自由に選べるのもうれしいところです。

同系色の無地を何色か組み合わせてグラデーション風にしたり、お部屋の雰囲気に合わせて色を選んだりと、デザインを楽しみたい方にも向いています。

2-3. Tシャツヤーン

「布を細長く切る作業がちょっと大変そう……」という方には、Tシャツヤーンが便利です。

Tシャツヤーンとは、Tシャツ生地をあらかじめ細長くカットし、毛糸玉のような状態にした手芸用素材のこと。「ズパゲッティ」などの商品名で見かけることもあります。

自分で何枚もの布を切る必要がなく、用意したらすぐに編み始められるのが大きな魅力です。

太さも比較的そろっているので、編み目が整いやすく、初めてでもきれいな形を作りやすくなります。

家にある古布を使う場合と比べると材料費はかかりますが、「準備に時間をかけず、気軽に始めたい」という方には使いやすい素材です。

2-4. 浴衣・古布

昔ながらの雰囲気を楽しみたいなら、浴衣や着物の古布、木綿の生地を使ってみるのも素敵です。

和柄ならではの色合いや模様を活かせるので、完成するとどこか懐かしく、粋な印象の布ぞうりになります。

ただし、Tシャツのような伸縮性はほとんどありません。

編み目に隙間ができないよう、布をしっかり引き締めながら編んでいく必要があるため、初めての方には少し難しく感じられることもあります。

その一方で、さらっとした肌触りは古布ならでは。

特に暑い季節は足裏がべたつきにくく、涼やかな履き心地を楽しめます。

少し布ぞうり作りに慣れてきたら、挑戦してみたい素材のひとつです。

2-5. シーツ

使い古した綿のシーツも、布ぞうり作りに活用できます。

シーツは一枚の布が大きいので、長い布をたっぷり取れるのがうれしいポイント。使わなくなったシーツを再利用したいときにもぴったりです。

ただし、シーツは薄手のものが多いため、そのまま編むとTシャツほどふっくらした厚みは出にくくなります。

厚みを出したい場合は布を少し太めに切ったり、細いロープなどを包みながら編んだりすると、ボリュームを出しやすくなります。

伸縮性もあまりないので、仕上がりはややしっかりとした硬めの履き心地です。

大きな布を細長く切る作業には少し手間がかかりますが、材料費を抑えながら大きめの布ぞうりを作りたい方には便利な素材です。

2-6. 手ぬぐい

色や柄を楽しみながら作りたい方には、手ぬぐいもおすすめです。

和柄や季節の柄、かわいらしいデザインまで種類が豊富なので、選ぶ時間から楽しめます。

また、手ぬぐいはハサミで最後まで切らなくても、切り込みを入れて手で裂くことができるものが多く、布の準備がしやすいのも魅力です。

ただ、生地そのものはかなり薄めです。

Tシャツで作った布ぞうりと比べると、クッション性は控えめで、薄く硬めの仕上がりになります。

夏のフローリングでさらっと履きたいときには心地よいですが、ふっくらした厚みがほしい場合は、何枚か重ねたり、Tシャツ素材と組み合わせたりすると作りやすくなります。

2-7. タオル

ふわっとした肌触りを楽しみたいなら、タオルを使って布ぞうりを作る方法もあります。

タオルは水分をよく吸ってくれるので、お風呂上がりに履く布ぞうりにも使いやすい素材です。

少し気になるのは、切ったときに糸くずや毛羽が出やすいこと。

作業中に細かな糸が落ちやすいため、ほかの素材と比べると準備や掃除に少し手間がかかります。

また、タオルによって厚みにばらつきがあるので、きれいに編み上げるには少し慣れが必要です。

タオルを使いたい場合は、毛羽立ちが少ない素材を選んだり、なるべく状態のよい部分を使ったりすると作業しやすくなります。

吸水性を活かした布ぞうりを作りたい方は、ぜひ候補に入れてみてください。

2-8. 市販の生地

「せっかく作るなら、色や柄にもこだわりたい」という方は、手芸店で販売されている市販のコットン生地を使うのもおすすめです。

シーチングやオックスなど、さまざまな色柄から選べるので、お部屋のインテリアに合わせた布ぞうりも作れます。

お気に入りの柄で作れば、履くたびにちょっとうれしい気持ちになれそうですね。

ただし、市販のコットン生地はTシャツのように伸びないものが多く、切り端もほつれやすい傾向があります。

編むときは、布の端が表に出すぎないよう内側へ折り込みながら進めると、きれいに仕上げやすくなります。

また、柄をしっかり見せたい場合は、布を少し太めに切るのがポイントです。

作業にはひと手間かかりますが、「自分好みの一足を作りたい」という方には楽しみの大きい素材です。

3. 布ぞうり1足に必要な布の量はどのくらい?

いざ布ぞうりを作ろうと思ったとき、「布って、結局どれくらい用意すればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

必要な布の量は、生地の厚みや伸びやすさ、編むときの力加減、作りたいぞうりのサイズによって変わります。そのため、「必ずこの量があればOK」という決まった数字があるわけではありません。

ここでは、初めて作る方にもわかりやすいように、一般的な目安をご紹介します。

3-1. Tシャツなら何枚必要?

大人の女性サイズ(約23〜24cm)の布ぞうりを1足作る場合は、大人用の半袖Tシャツ「2〜3枚程度」がひとつの目安です。

男性用の少し大きめサイズ(26〜28cm)を作る場合や、厚みのあるふっくらとした仕上がりにしたい場合は、3〜4枚ほど用意しておくと安心です。

子ども用(18〜20cm程度)なら、大人のTシャツ1.5〜2枚程度でも作れます。

ただし、薄手のTシャツは布を少し太めに切って使うため、そのぶん必要な量が増えることもあります。

初めて作る場合は、途中で「布が足りない!」とならないよう、3枚ほど準備しておくと安心です。

また、ぞうり本体だけでなく、鼻緒や前つぼに使う布も必要になります。先に使う分を取り分けておくと、あとで慌てずにすみますよ。

3-2. 布は何cm幅に切る?

布をテープ状に切るときの幅は、生地の厚さに合わせて変えてみてください。

基本的には、厚い布は少し細めに、薄い布は少し太めに切ります。そうすることで、編み上がったときの太さがそろいやすくなります。

目安は次のとおりです。

  • 一般的なTシャツ(中肉の綿ニット):5〜6cm幅
  • 薄手のTシャツやシーツ、手ぬぐい:7〜8cm幅
  • 厚手のトレーナー生地など:4〜5cm幅

もちろん、これはあくまで目安です。

最初に数本だけ試しに切り、少し引っ張ってみましょう。布がくるんと丸まったときに、大人の親指くらいの太さ(直径約1.5〜2cm)になれば、だいたいちょうどよいサイズです。

反対に、細く切りすぎると編む回数が増えて、思った以上に時間がかかることも。

「少し太いかな?」くらいから試して、編みやすい太さに調整してみてくださいね。

3-3. 布は何mくらい必要?

では、切った布を一本の長いひもにした場合、どれくらいの長さが必要なのでしょうか。

一般的に、大人サイズの布ぞうりを片足分編むには、「約8〜10m」の布ひもが必要だといわれています。

両足分なら、合計で16〜20mほどです。

数字だけを見ると「そんなに長い布が必要なの?」と驚いてしまうかもしれません。

でも、最初から一本で16〜20mの布を用意する必要はありません。何本かの布を途中でつないで、少しずつ長くしながら編んでいけば大丈夫です。

3-4. 長い布が取れなくても大丈夫?

「子どもの小さなTシャツしかない」「家にあるのは短い端切ればかり……」

そんな場合でも、心配はいりません。

布ぞうりは、短い布を少しずつ継ぎ足しながら編むことができます。

たとえば、50cmや1mほどの短い布でも、編んでいる途中で次の布につなげれば、そのまま使えます。

むしろ、色の違う端切れを組み合わせると、ボーダーのような模様になったり、思いがけずかわいい色合いになったりすることも。

「短いから使えない」と捨ててしまわず、いろいろな布を組み合わせてみるのも布ぞうり作りの楽しみのひとつです。

つなぐ回数が多いと結び目も増えますが、裏側にくるように整えたり、編み目の中へ押し込んだりすれば、表からは目立ちにくくなります。

3-5. 布が足りなくなった場合は継ぎ足せる?

編んでいる途中で布が足りなくなっても、大丈夫です。

布ぞうりは、作業の途中から新しい布を継ぎ足すことができます。

布の端と端を少し重ねて糸で縫い合わせたり、端に小さな切り込みを入れて、お互いの布をくぐらせるようにつないだりする方法があります。

結び目やつなぎ目は、できるだけ裏側や編み目の内側へ入れておくと、見た目もすっきりします。

そのため、最初から必要な布をすべて完璧に用意できていなくても、それほど心配しなくて大丈夫です。

足りなくなったら、そのときに別の布を切って足していきましょう。

あらかじめ使う布を何本かつないで、毛糸玉のようにくるくると丸めておくのもおすすめです。布を探したりつないだりする手間が減るので、編む作業に集中しやすくなりますよ。

4. 芯ひも・ロープは何を選べばいい?

布ぞうりを作るとき、本体の布とあわせて迷いやすいのが「芯ひも」選びです。

芯ひもは、ぞうりの土台になる大切な部分。どんな素材や太さを選ぶかによって、編みやすさはもちろん、完成したぞうりの厚みや履き心地も変わってきます。

ここでは、芯ひもに向いている素材や太さ、必要な長さについて、初めての方にもわかりやすくご紹介します。

4-1. PPロープ

芯ひもとして手軽に使いやすいのが、「PPロープ(ポリプロピレンロープ)」です。

荷造り用として、ホームセンターや100円ショップなどでも見かける、少し硬めのロープです。

PPロープのうれしいところは、比較的安く、手に入りやすいこと。適度な硬さがあるので、編んでいる途中でも形が崩れにくく、布をしっかり引き締めながら編み進められます。

そのため、初めて布ぞうりを作る方にも扱いやすい素材です。

また、水に濡れても腐りにくいので、完成した布ぞうりを洗いたい場合にも使いやすいでしょう。

4-2. 木綿ロープなどその他の選択肢

「PPロープの化学繊維らしい質感が少し気になる」「できるだけ自然素材で作りたい」という方には、木綿ロープ(綿ロープ)という選択肢もあります。

木綿ロープはやわらかく、足になじみやすいのが特徴です。

ただ、PPロープに比べると少し価格が高めです。また、ロープそのものがやわらかいため、布をきつく編み込むと芯がたわみ、ぞうりの形をまっすぐ保つのが難しく感じることもあります。

初めて作る場合は、少し慣れが必要かもしれません。

ほかにも、手芸店などでは「布ぞうり専用芯」が販売されています。布ぞうりを作りやすい太さや硬さになっているので、形を整えやすく、きれいに仕上げたい方には便利です。

そのぶん費用は少し高めになるので、予算や作りやすさに合わせて選んでみてくださいね。

4-3. ロープの太さ

芯ひもの太さは、8mm〜10mm程度がひとつの目安です。

・8mm:標準的な太さで、すっきりとした仕上がりになります。比較的扱いやすいため、初めて作る方にもおすすめです。

・10mm:8mmより少し太め。芯が太くなるぶん、ぞうり全体にふっくらとした厚みやボリュームが出やすくなります。

一方で、5mm以下などの細いロープを使うと、ぞうりも薄めの仕上がりになり、履いたときのクッション性を感じにくくなることがあります。

反対に、太すぎるロープは編むときに力が必要になり、履いたときにも芯の硬さを感じやすくなります。

そのため、迷ったときは8mm程度から試してみるとよいでしょう。

もし自宅に細いロープしかない場合は、3本を三つ編みにして太くし、芯として代用する方法もあります。

ただ、少し手間がかかるので、これから材料をそろえるのであれば、最初から使いやすい太さのロープを選んでおくとラクです。

4-4. 必要な長さ

芯ひもは、片足につき1.5m〜2m程度に切ったものを2本、両足なら合計4本用意するのがひとつの目安です。

「1.5mなの? それとも2m?」と迷うかもしれませんが、必要な長さは布ぞうりをどのように固定して編むかによって変わります。

・吸盤やクランプ、編み台などを使って固定する場合
作業しやすいように少し余裕を持たせ、1.8m〜2m程度にしておくと安心です。

・自分の足の指(親指)にロープを引っ掛けて編む場合
昔ながらの編み方なら、足に掛けられる長さがあればよいため、1.5m程度でも足りる場合があります。

初めて作るなら、迷ったときは2mほど用意しておくと安心です。

少し長めなら、最後に余った部分を切って調整できます。「あと少し長ければよかった……」という失敗も防ぎやすくなりますよ。

4-5. 初心者が選ぶときのポイント

初めて布ぞうりを作るなら、まずは「8mm程度のPPロープ」を「2mほど」にして用意するのがおすすめです。

PPロープには適度な張りがあるため、編んでいるときの土台が安定しやすく、編み目やぞうりの形を整える助けになります。

反対に、やわらかすぎるロープでは、編んでいる途中でぞうりが曲がったり、幅がそろいにくくなったりすることがあります。

その点、PPロープなら比較的手頃な価格で用意できるので、初めてでも気軽に挑戦しやすいでしょう。

「種類がいろいろあって、どれを買えばいいのかわからない」というときは、まず8mm程度のPPロープから始めてみてください。

扱いに慣れてきたら、木綿ロープや太めのロープなどに変えて、仕上がりや履き心地の違いを楽しんでみるのもいいですね。

5. 布ぞうりを作るために必要な道具

布ぞうり作りには、特別な機械や専用の道具は必要ありません。身近にある日用品や文房具を使って、気軽に始められます。

ここでは、材料とは別に用意しておきたい基本的な道具をご紹介します。作り方によって必要なものは少し変わりますので、手元にあるものを活用しながら準備してみてくださいね。

5-1. 布用はさみ・ロープ用はさみ

布をたくさん切るので、切れ味のよい「布用はさみ(裁ちばさみ)」があると便利です。工作用の小さなはさみでも切れないことはありませんが、何枚も布を切っていると時間がかかり、手も疲れやすくなります。

一方、硬いPPロープを布用はさみで切ると、刃を傷めてしまうことがあります。そのため、ロープを切るときは「工作用はさみ」など、別のはさみを使うのがおすすめです。

布には布用、ロープにはロープ用、と道具を使い分けておくと、はさみも長く使いやすくなりますよ。

5-2. 定規・メジャー

材料を必要な長さに切るときや、編んでいる途中でぞうりの長さや幅を確認するときに使います。

30cm以上の長めの定規や、巻き尺タイプのメジャーがあると使いやすいです。

特に、左右の大きさをそろえてきれいに仕上げたいときは、途中で何度か長さを測ってみるのがおすすめです。少しずつ確認しながら編んでいくと、仕上がりも整いやすくなります。

5-3. 洗濯ばさみ

編んでいる途中で少し手を休めたいときや、布を継ぎ足すときに便利なのが「洗濯ばさみ」です。

編み目がゆるまないように、作業をいったん止める場所を仮止めしておけます。いくつか用意しておくと、布ぞうり作りの途中でも使いやすいですよ。

挟む力がしっかりした、大きめの洗濯ばさみがおすすめです。

また、安全ピンもあると便利です。布の端同士を一時的に留めておきたいときに役立ちます。

5-4. 針金ハンガー・吸盤

布ぞうりを編むときは、芯ひもをピンと張った状態で固定しておく必要があります。

その方法はいくつかありますが、身近なものを使って代用することもできます。

吸盤:窓ガラスやツルツルしたテーブルなどに吸盤を取り付け、そこに芯ひもを結びつけます。芯ひもを引っ張りながら編めるので、S字フックが付いた強力な吸盤があると便利です。

針金ハンガー:クリーニングでもらうような針金ハンガーをコの字型に折り曲げ、そこに芯ひもを引っ掛けます。そのまま足で踏んで固定しながら編むこともできます。

専用の台がなくても、このように身近なものを工夫すれば大丈夫です。まずは家にあるものから試してみるのもいいですね。

5-5. クランプ

机の天板などに挟んで固定する「クランプ(万力)」も、あると便利な道具です。

クランプに芯ひもを結びつけておくと、吸盤よりもしっかり固定しやすくなります。編んでいる途中に外れにくいので、芯ひもをしっかり引っ張りながら作業したい方にはおすすめです。

100円ショップの工具コーナーなどで見つかることもありますので、必要に応じて用意してみてください。

もちろん、クランプがなくても布ぞうりは作れます。手元にある道具に合わせて、無理のない方法を選べば大丈夫です。

5-6. ピンセット・細い棒

ぞうりを編み終えたあとには、はみ出した布の端を編み目の裏側に押し込んだり、鼻緒のひもを本体の隙間に通したりする細かな作業があります。

そんなときに活躍するのが、大きめのピンセットや細い棒です。割り箸の先を少し削ったものや、編み物用のかぎ針などでも代用できます。

指先だけでは入りにくい場所も、先の細い道具があるとスッと押し込めるので、仕上げ作業がぐっと楽になりますよ。

5-7. その他あると便利なもの

布を切っていると、どうしても糸くずやホコリが出てきます。

作業するときはエプロンを着けておくと、服に糸くずがつくのを防ぎやすくなります。また、足元に新聞紙やレジャーシートを敷いておけば、作業が終わったあとの片付けも楽になります。

服についた糸くずが気になるときは、粘着カーペットクリーナー(コロコロ)があると便利です。手元に置いておけば、気になったときにサッときれいにできます。

布ぞうり作りでは、専用の道具を全部そろえる必要はありません。まずは家にあるものを上手に活用しながら、自分が使いやすい道具を少しずつ見つけていくといいですよ。

6. 布ぞうりの材料は家にあるもので代用できる?

布ぞうりは、材料をすべて買いそろえなくても作れます。

昔の人が、使い古した着物を裂いてぞうりを作っていたように、家にある不要な布を上手に活用できるのも布ぞうりの魅力です。

押し入れやクローゼットを見渡してみると、「これも使えそう」と思えるものが意外と見つかるかもしれません。

6-1. 古着を利用する

着なくなったTシャツや、サイズアウトした子供服、シミがついて着られなくなったトレーナーなどは、布ぞうりの材料として活用できます。

捨てようと思っていた服が、実用的なルームシューズに生まれ変わるのはうれしいですよね。新しく布を買わずに済むため、家計にもやさしく、エコにもつながります。

ただし、どんな古着でも使いやすいわけではありません。

セーターのように編み目が粗く、ほどけやすいニット生地は、切ったところからバラバラになりやすいため、最初は避けておくと安心です。

フリース素材も温かくて魅力的ですが、伸びやすいため形を整えるのが少し難しい素材です。初めて作る場合は、Tシャツなどの扱いやすい生地から試してみるとよいでしょう。

6-2. シーツや浴衣などを利用する

押し入れに眠っている古いシーツや布団カバー、着なくなった浴衣なども、布ぞうりの本体に使えます。

こうした布は面積が大きいので、少ない枚数からたくさんのひもを取れるのがうれしいところです。

伸び縮みしない生地を使う場合は、細いロープなどを中に包みながら編み、ふんわりとした厚みを出す方法もあります。少し慣れてきたら、こうした作り方に挑戦してみてもよいですね。

タオルケットなども使えますが、生地に厚みがあります。そのままだと編みにくいため、少し細めに切っておくと扱いやすくなります。

6-3. 専用の編み台を使わずに作る方法

布ぞうりを作るための「専用の編み台」は手芸店などで販売されていますが、最初から用意しなくても大丈夫です。

たとえば、前述したように、窓などにしっかり固定した吸盤へロープを引っ掛けて編む方法があります。

また、自分の足の親指に芯ひもを引っ掛け、座った状態で編んでいく方法もあります。

このように、自分の身体や家にあるものを上手に使えば、専用の編み台がなくても布ぞうり作りを楽しめます。

初めて作る段階では、高価な道具を最初からすべてそろえなくても大丈夫です。まずは身近なものを使って、一足作ってみるところから始めてみてください。

6-4. 家にないものだけ購入する考え方

「全部、家にあるもので何とかしなければ」と頑張りすぎる必要はありません。

たとえば、布は着なくなったTシャツを使い、芯ひもにするPPロープだけ100円ショップなどで購入する、といった方法でも十分です。

家にあるものを活用しつつ、足りないものだけを買い足すくらいの気軽さで考えると、布ぞうり作りを始めやすくなります。

特に芯ひもは、細い糸を何本も束ねて代わりにしようとすると、十分な強度を出せず、形が崩れる原因になることがあります。

そのため、芯ひもだけは無理に代用せず、作りたい布ぞうりに合った太さのロープを用意しておくと安心です。

7. 布ぞうりの材料はどこで買える?

布ぞうりの材料を新品で揃えたいときや、足りないものだけ買い足したいとき、「どこで買えばいいの?」と迷うこともありますよね。

布ぞうりの材料は、手芸店やホームセンター、100円ショップ、ネット通販などで購入できます。それぞれ買いやすいものや特徴が少しずつ違うので、自分に合ったお店を選んでみてください。

7-1. 手芸店

ユザワヤやクラフトハートトーカイなどの大型手芸店では、布ぞうり作りに使える材料をまとめて探せます。

好きな柄の生地をはじめ、Tシャツヤーン、手触りのよい綿ロープ、中芯など、種類が豊富なのが魅力です。店舗によっては、布ぞうり作りに必要な材料がまとまった「専用の材料セット」や、編むときに使える専用の台が販売されていることもあります。

素材の質や色柄にこだわって、きれいに仕上げたい方には特に便利です。

また、「どの太さを選べばいいのかわからない」と迷ったときに、スタッフへ相談しながら選べるのも手芸店ならではの安心感ですね。

7-2. ホームセンター

布ぞうりの土台になる「芯ひも」を探すなら、ホームセンターものぞいてみましょう。

梱包用品や資材のコーナーには、太さ8mm〜10mmほどのPPロープや綿ロープが販売されていることがあります。まとまった長さを比較的手頃な価格で購入しやすいのも魅力です。

さらに、布ぞうりを編むときに作業を固定する吸盤やクランプ、はさみなどの道具類も一緒に探せます。

手芸用品にこだわるというより、「必要な道具を実用的に揃えたい」という方には使いやすい購入先です。

7-3. 100円ショップ

ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、布ぞうり作りに使えるものがいろいろ見つかります。

たとえば、荷造り用のPPロープや吸盤、洗濯ばさみ、はさみなどは取り扱われていることが多く、最初に道具を揃えたいときにも便利です。

手芸コーナーでは、「Tシャツヤーン(カットヤーン)」が少量ずつ販売されていることもあります。いくつかの色を組み合わせたいときや、鼻緒などに少しだけ使いたいときにぴったりです。

ただし、Tシャツヤーンだけで大人用の布ぞうりを1足作ろうとすると、たくさん必要になることがあります。

少量なら手軽ですが、たくさん使う予定なら、手芸店やネット通販の商品と価格を比べてみると安心です。

7-4. ネット通販

Amazonや楽天市場、手芸用品の専門オンラインショップでも、布ぞうりの材料を購入できます。

自宅にいながら、素材や太さ、色、価格などを比較できるのが大きなメリットです。

布ぞうり用に加工された布ひもや、太さが揃った綿ロープなど、近くのお店ではなかなか見つからない材料に出会えることもあります。

「近くに大型の手芸店がない」「色や素材にこだわって選びたい」という方には、とても便利な方法です。

お店を何軒も回らずに探せるので、材料選びにあまり時間をかけたくない方にも向いています。

7-5. 布ぞうりキット

「初めてだから、自分で材料を選べるかちょっと不安……」という方は、布ぞうりの手作りキットから始めるのもおすすめです。

手芸店やネット通販では、布ぞうり作りに必要な材料がひとまとめになったキットが販売されています。

キットには、あらかじめ使いやすい幅や長さにカットされた布やTシャツヤーン、芯ひも、鼻緒の材料、作り方の説明書などがセットになっているものがあります。

自分で材料を一つずつ買い集めたり、長い布を細く切ったりする手間を減らせるのがうれしいところです。

特に布を細く切る作業は、やってみると思った以上に時間がかかることもあります。

「まずは難しい準備より、編む楽しさを味わってみたい」という初心者の方や、できるだけ準備時間を短くしたい方には、キットから始める方法もぴったりです。

8. 初心者が布ぞうりの材料を選ぶときのポイント

布ぞうりを気持ちよく編むためには、最初の材料選びがとても大切です。

扱いにくい布を選んでしまうと、思ったように編めなかったり、途中で手が疲れてしまったりすることもあります。

初めてでも無理なく布ぞうり作りを楽しめるように、材料を選ぶときに意識したいポイントをまとめました。

8-1. 扱いやすい布を選ぶ

初めて作るなら、まずは編みやすくてほつれにくい「中肉のTシャツ素材(綿ニット)」がおすすめです。

一方、ツルツルと滑りやすいサテン生地や、糸くずがたくさん出やすいタオル地は、少し扱いにくさがあります。また、伸縮性のない硬めのデニム生地も、編むときの力加減にコツが必要です。

最初の1足は、無理に難しい素材を選ばなくても大丈夫です。まずは身近なTシャツ素材で基本の編み方に慣れてから、少しずつほかの生地にも挑戦してみてくださいね。

8-2. 布の厚みをなるべく揃える

複数の古着を組み合わせる場合は、使う布の「生地の厚さ」をなるべく揃えておくと、仕上がりがきれいになります。

たとえば、分厚いトレーナー生地と薄手のシーツ生地を交互に編むと、ぞうりの表面に凹凸ができやすくなります。履いたときに足裏へ当たり、少し気になってしまうこともあるでしょう。

どうしても厚さの違う布を組み合わせたい場合は、分厚い布を少し細めに、薄い布を太めに切ってみてください。

丸めたときの太さがなるべく同じになるよう調整すると、全体のバランスが取りやすくなります。

8-3. 必要量は少し余裕を持たせる

布ぞうりは、編むときの力加減によって必要な布の量が変わります。しっかり引き締めながら編むほど、使う布の量も多くなります。

「Tシャツ2枚くらいあれば足りそう」とギリギリの量で始めると、あと少しというところで布が足りなくなることも。

せっかく順調に編めていたのに、途中で似た布を探し直すのはちょっと大変ですよね。

特に初めのうちは力加減が安定しにくいため、目安より少し多めに材料を用意しておくと安心です。Tシャツを使う場合なら、目安にプラス1枚程度用意しておくとよいでしょう。

余った布も無駄にはなりません。次に布ぞうりを作るとき、鼻緒やアクセントカラーとして活用できます。

8-4. ロープの太さ・長さを作り方に合わせる

布ぞうりの作り方は、参考にする本やウェブサイトによって少しずつ違います。

「吸盤に引っ掛けて編む方法」もあれば、「足の指に引っ掛けて編む方法」もあります。そのため、作り方が変わると必要なロープの長さも変わってきます。

材料を切り始める前に、まずは参考にする作り方を最後まで確認しておくのがおすすめです。

芯ひもをどこに固定するのか、どれくらいの長さが必要なのかを確認してから準備しておけば、「長さが足りなかった」という失敗も防ぎやすくなります。

8-5. 最初は材料を増やしすぎない

「せっかく作るなら、かわいい柄にしたい」と思う方も多いかもしれません。

ただ、最初から何種類もの布を細かくつなぎ、カラフルなボーダー柄にしようとすると、布を継ぎ足す作業が増えてしまいます。編むことに慣れていないうちは、それだけで少し疲れてしまうこともあります。

最初の1足は、大きめのTシャツやシーツなどを使い、1〜2色程度のシンプルなデザインから始めるのがおすすめです。

布を継ぎ足す回数が少ないぶん、編む作業そのものに集中しやすくなります。

基本の作り方に慣れてきたら、少しずつ色や柄を増やして、自分好みのデザインを楽しんでみてくださいね。

また、完成した布ぞうりを洗濯機で洗う予定なら、布の色落ちにも気をつけておきたいところです。色落ちしやすい生地はなるべく避け、洗濯しても扱いやすい布を選んでおくと、完成後も気軽に使いやすくなります。

9. 布ぞうりの材料についてよくある質問

最後に、布ぞうりの材料についてよくある疑問を、Q&A形式でわかりやすくご紹介します。

「Tシャツは何枚必要?」「シーツでも作れる?」など、材料選びで迷ったときの参考にしてみてくださいね。

9-1. 布ぞうりはTシャツ何枚で作れますか?

大人の女性用サイズ(約23〜24cm)を1足作る場合、大人用の半袖Tシャツなら「2〜3枚程度」がひとつの目安です。

ただし、必要な枚数はTシャツの厚みによって少し変わります。

薄手のTシャツは布を太めに使うため、やや多めに必要になることがあります。反対に、厚みのある生地なら少ない枚数でも足りることがあります。

男性用など少し大きめのサイズを作る場合や、編み目をしっかり詰めて厚みのあるぞうりに仕上げたい場合は、3〜4枚ほど用意しておくと安心です。

長袖Tシャツなら使える布の面積が広いため、2枚ほどでも足りることがあります。

9-2. 布ぞうりにはどんな布が向いていますか?

初めて布ぞうりを作るなら、着古したTシャツなどの「綿ニット素材」が使いやすいです。

適度に伸びるので編み目を締めやすく、ふっくらとしたクッション性のあるぞうりに仕上げやすいのが特徴です。

肌触りもやわらかく、汗を吸いやすいため、室内履きにも向いています。

さらに、切ったところから糸がほつれにくいので、布ぞうり作りに慣れていない方でも扱いやすいですよ。

新品のパリッとしたTシャツよりも、何度か着てやわらかくなったTシャツのほうが、編みやすく感じることもあります。

9-3. Tシャツ以外でも作れますか?

はい、Tシャツ以外の布でも作れます。

たとえば、浴衣やシーツ、手ぬぐい、手芸店で購入できるコットン生地なども使えます。

ただし、こうした布はTシャツほど伸縮性がないものが多いため、編むときに少し力加減が必要になることがあります。

仕上がりも、Tシャツを使った場合より薄めだったり、少し硬めになったりすることがあります。

とはいえ、それぞれの素材ならではの風合いを楽しめるのも布ぞうりの魅力です。

まずは扱いやすいTシャツから始めて、慣れてきたらいろいろな素材を試してみるのも楽しいですよ。

9-4. シーツでも作れますか?

はい、シーツでも布ぞうりを作れます。

シーツは布の面積が広いため、長いひもを取りやすいのがうれしいところです。

ただし、薄手のシーツをTシャツと同じ5cm程度の幅で切ると、仕上がったぞうりが薄くなりやすいことがあります。

シーツを使う場合は、7〜8cmほどの少し太めの幅に切ると、ボリュームを出しやすくなります。

また、中に細い芯ひもを1本入れながら編む方法もあります。

少し工夫するだけで、シーツでもふっくらとした布ぞうりに仕上げやすくなりますよ。

9-5. 布は何cm幅に切ればよいですか?

布を切る幅は、生地の厚みに合わせて調整するのがおすすめです。

目安としては、次のくらいを参考にするとよいでしょう。

  • 一般的な厚さのTシャツ:5〜6cm幅
  • 薄手の生地(手ぬぐいやシーツなど):7〜8cm幅
  • 厚手の生地(トレーナーなど):4〜5cm幅

数字だけでは少しわかりにくい場合は、切った布を軽く引っ張ってみてください。

布が丸まったときの太さが、大人の親指くらい(1.5〜2cm程度)になれば、ひとつの目安になります。

布の太さをなるべくそろえておくと、編み目も整いやすく、きれいな仕上がりになりますよ。

9-6. 長い布が取れなくても作れますか?

長い布が取れなくても大丈夫です。

布ぞうりを作るために、最初から一本につながった長い布を用意する必要はありません。

たとえば50cmほどの短い布でも、編んでいる途中で次の布を縫い合わせたり、端同士を結んだりしながら継ぎ足して使えます。

短い布をいくつもつないで、いろいろな色が混ざったパッチワーク風の布ぞうりにするのも素敵です。

結び目が気になる場合は、ぞうりの裏側へ押し込むようにすると目立ちにくくなります。

小さな端切れも活用できるので、「布が短いから使えない」と捨てずに取っておくと役立ちますよ。

9-7. 芯ひもには何を使えばよいですか?

芯ひもには、ホームセンターや100円ショップなどで購入できる「太さ8〜10mm程度のPPロープ」が使いやすいです。

PPロープには適度な硬さがあるため、編んでいる途中でも形が崩れにくく、幅のそろった布ぞうりを作りやすくなります。

そのため、初めて布ぞうりを作る方にも扱いやすい素材です。

化学繊維を使いたくない場合は、木綿ロープや布ぞうり専用の芯ひもを選んでもよいでしょう。

PPロープは水に強いため、完成した布ぞうりを洗いやすいのも便利なところです。

9-8. 100均の材料でも作れますか?

はい、100円ショップでそろえられる材料を使って作ることもできます。

土台に使うPPロープをはじめ、作業に使う吸盤や洗濯ばさみ、布用はさみなどは、100円ショップでも見つけやすいアイテムです。

手芸コーナーにあるTシャツヤーンを使う方法もあります。

ただし、商品によっては1玉あたりの長さが短く、大人用の布ぞうりを1足作ろうとすると、何玉も必要になることがあります。

そのため、できるだけ費用を抑えたい場合は、布には家にある着なくなったTシャツを使い、芯ひもや道具だけ100円ショップでそろえる方法がおすすめです。

身近な材料から始められるので、まずは気軽に一足作ってみてくださいね。

10. まとめ|布ぞうりの材料を揃えて手作りを始めよう

布ぞうり作りに必要な材料は、大きく分けて「本体を編む布」「土台となる芯ひも」「鼻緒・前つぼ用の材料」の3つです。

特別な道具や材料をたくさん買い揃えなくても、着古したTシャツ数枚と荷造り用のPPロープ、家にあるはさみや定規があれば、気軽に始められます。

必要な布の量やロープの長さは、作り方や完成サイズによって少し変わります。初めて作る場合は、「大人のTシャツ3枚」「8mmのPPロープ」をひとつの目安にして、少し余裕を持って準備しておくと安心です。

もし途中で材料が足りなくなっても、継ぎ足しながら作ることができます。「足りなくなったら、そのときに足せば大丈夫」くらいの気持ちで始めると、肩の力を抜いて楽しめますよ。

そして、材料を選ぶ時間も布ぞうり作りの楽しみのひとつです。お気に入りだったTシャツや、思い出のある古着が、今度は布ぞうりとして新しく生まれ変わるのも手作りならではの魅力です。

好きな色や柄の布を選びながら、ぜひ自分だけの布ぞうり作りを楽しんでみてくださいね。