スーツケースの目印は家にあるもので作れる?おすすめアイデア10選と注意点とは

旅行や出張の準備をしていて、「スーツケースの目印を用意し忘れた」と焦った経験はありませんか。
空港のターンテーブルや預かり所には似たようなスーツケースが並ぶため、自分の荷物をすぐに見つけるための目印は必須です。

しかし、スーツケースの目印は、わざわざ専用品を購入しなくても、家にあるものを活用して簡単に作ることができます。
急いで100円ショップや旅行用品店に駆け込まなくても、身近なアイテムを工夫するだけで、十分に目立ち、かつ実用的な目印が完成します。

この記事では、家にあるもののなかからスーツケースの目印として使えるアイテムを厳選してご紹介します。
それぞれのアイテムの具体的な付け方、外れにくくするコツ、そして荷物を預ける際に注意すべきポイントまで詳しく解説します。
出発直前でも間に合うアイデアばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1. スーツケースの目印は家にあるもので作れる

空港の手荷物受取所(バゲージクレーム)で荷物を待っていると、似たような色や形のスーツケースが次々と流れてきます。

特に黒やネイビー、シルバーなどの定番カラーは使っている人も多いため、「あれ、どれが自分のスーツケースだろう?」と迷ってしまうことも。

そんなときに役立つのが、ひと目で自分のものだとわかる目印です。

とはいえ、わざわざ専用のラゲッジタグやスーツケースベルトを買わなくても大丈夫です。実は、家にある身近なものでも、ちょっと工夫するだけで十分目印になります。

1-1. わざわざ専用品を買わなくても大丈夫な理由

スーツケースに目印をつける理由は、とてもシンプルです。

「遠くからでも自分の荷物だとすぐにわかること」と、「ほかの人が間違えて持っていくのを防ぐこと」。

この2つを満たしていれば、目印は必ずしも専用品でなくても問題ありません。

たとえば、家にあるリボンや文房具、使っていない小物など。少し工夫して取り付けるだけでも、自分のスーツケースをぐっと見つけやすくできます。

家にあるものなら、ほかの人と同じ目印になりにくいのもうれしいところです。

市販のスーツケースベルトや定番のラゲッジタグは便利ですが、人気の商品ほどほかの人と被ってしまうこともあります。その点、身近なものを使って自分なりにアレンジすれば、「自分だけの目印」を作りやすくなります。

1-2. 家にあるものを使う最大のメリット

家にあるものをスーツケースの目印にするメリットは、なんといっても手軽なことです。

まず、わざわざ新しいものを買い足す必要がありません。

旅行前は、交通費や宿泊費はもちろん、洋服や旅行用品など、何かと出費が増えがちですよね。家にある余りものや、今は使っていないものを活用すれば、目印のために新たなお金をかけずに済みます。

また、旅行直前でもすぐに用意できるのも便利なポイントです。

荷造りが終わってから「そういえば、スーツケースの目印がない!」と気づくこともあるかもしれません。そんなときでも、クローゼットや引き出しを探してみると、意外と使えそうなものが見つかります。

さらに、旅行が終わったら簡単に取り外せるものが多いのも魅力です。

旅行だけでなく、出張でも同じスーツケースを使っている場合、「仕事のときは派手な目印を外しておきたい」ということもありますよね。

リボンやマスキングテープなど、家にあるものを使った目印なら、必要なときだけ取り付けて、使い終わったら気軽に外せます。

「目印のためだけに何か買うのはもったいないかも」と感じている方は、まず家の引き出しやクローゼットをのぞいてみてください。意外なものが、ぴったりの目印になるかもしれません。

2. スーツケースの目印に使える家にあるもの10選

「スーツケースに目印を付けたいけれど、そのためだけに新しく買うのはちょっと……」という方もいるのではないでしょうか。

そんなときは、まず家の中を探してみるのがおすすめです。リボンやハンカチ、マスキングテープなど、普段何気なく使っているものが、スーツケースの目印として意外と役立ちます。

ここでは、家にある可能性が高く、すぐに使いやすいアイテムを10種類ご紹介します。

それぞれの使い方やメリット、デメリット、使うときの注意点もあわせて見ていきましょう。

2-1. リボン

手芸で余ったリボンや、お菓子のラッピングに使われていたリボンがあれば、スーツケースの目印として手軽に活用できます。

・使い方:スーツケースのトップハンドル(上部の持ち手)やサイドハンドル(横の持ち手)に、ほどけないようしっかり結びます。

・メリット:軽くてかさばらず、スーツケース本体を傷つけにくいのがうれしいところです。赤や黄色などの明るい色を選ぶと、少し離れた場所からでも見つけやすくなります。

・デメリット:細くてシンプルなリボンは、ほかの人と似た目印になってしまうことがあります。また、シルクのような滑りやすい素材は、結び目がゆるみやすいので注意が必要です。

・注意点:リボンを長く垂らしたままにするのは避けましょう。空港のベルトコンベアやスーツケースの車輪などに巻き込まれないよう、結んだあとの余った部分は5〜10cmほどにしておくと安心です。

2-2. バンダナ・大判ハンカチ

お弁当を包むバンダナや、大判のハンカチもスーツケースの目印に使えます。

布の面積が広いので、「できるだけ見つけやすくしたい」という方にも向いています。

・使い方:リボンと同じように、スーツケースのハンドル部分に結び付けます。対角線上の端と端を合わせ、細長く折りたたんでから結ぶと、すっきり見せやすくなります。

・メリット:リボンより布の面積が広いため、遠くからでも見つけやすいのが魅力です。個性的な柄を選んでおけば、似たスーツケースが並んでいても自分のものを判別しやすくなります。

・デメリット:厚手の布を使うと結び目が大きくなり、ハンドルを握るときに少し邪魔に感じることがあります。

・注意点:途中でほどけないよう、二重にしっかり結んでおくと安心です。また、高価なハンカチは輸送中に汚れたり、なくなったりする可能性もあります。できれば、汚れても気にならないものを選びましょう。

2-3. マスキングテープ

家に文房具としてマスキングテープがあるなら、手軽な目印として使ってみるのもひとつの方法です。

出発直前でも準備しやすいのが便利ですね。

・使い方:スーツケースのボディに斜めのストライプ状や十字になるよう貼り、目立つ模様を作ります。ハンドルのプラスチック部分に巻き付ける方法もあります。

・メリット:ハサミを使わず手でちぎれるため、準備がとても簡単です。粘着力も比較的弱めなので、旅行後にはがしたときに跡が残りにくいのも使いやすいポイントです。

・デメリット:水濡れや摩擦にはあまり強くありません。荷物を運んでいる途中でほかのスーツケースと擦れ、はがれてしまうことがあります。

・注意点:はがれにくくするため、何重かに重ねて貼るのがおすすめです。また、スーツケースの凹凸が少ない平らな部分を選び、しっかり密着させておきましょう。なお、布製のソフトスーツケースには貼り付きにくいので注意してください。

2-4. ビニールテープ・養生テープ

DIYや荷物の梱包に使うビニールテープや養生テープも、スーツケースの目印として活用できます。

マスキングテープでは少し心配という場合にも使いやすい方法です。

・使い方:マスキングテープと同じようにスーツケースのボディへ貼ったり、ハンドル部分に何重か巻いたりして色を付けます。

・メリット:マスキングテープより粘着力が強く、水濡れや摩擦にも比較的強いのが特徴です。蛍光色など目立つカラーを選べば、荷物受取所でも見つけやすくなります。

・デメリット:長い間貼ったままにすると、粘着剤がスーツケースに残り、ベタつくことがあります。

・注意点:旅行が終わったら、帰宅後なるべく早めにはがしておくと安心です。もし粘着跡が残ってしまった場合は、素材を傷めないか確認しながら、消しゴムやシールはがし液などでやさしく取り除きましょう。

2-5. ステッカー・シール

パソコンやノートに貼ろうと思って取っておいた、大きめのステッカーやシールが余っていることもありますよね。

そんなステッカーも、スーツケースを見分けるための目印になります。

・使い方:スーツケースの表や裏など、見つけやすい位置に直接貼り付けます。

・メリット:好きなデザインを選べるため、自分らしいスーツケースにしやすいのが魅力です。特徴のあるステッカーなら、似たスーツケースとの取り違え防止にも役立ちます。

・デメリット:一度貼ると、きれいにはがすのが難しい場合があります。また、ポリカーボネートのエンボス加工など、表面がザラザラしたスーツケースでははがれやすいこともあります。

・注意点:将来スーツケースを売る予定がある場合や、仕事でも使いたい場合は、直接貼るかどうかを少し考えてから決めるのがおすすめです。

2-6. シュシュ・太めのヘアゴム

意外と手軽に使えるのが、髪をまとめるシュシュや太めのヘアゴムです。

結び目を作る必要がないので、「できるだけ簡単に付けたい」という方にも向いています。

・使い方:スーツケースのハンドルに輪を通し、外れないよう何度か巻き付けて固定します。

・メリット:伸縮性があるので、ハンドルにフィットさせやすいのが特徴です。布製のシュシュならほどよくボリュームがあるため、少し離れたところからでも目印になります。

・デメリット:大きな飾りが付いたヘアゴムは、ほかの荷物に引っ掛かり、飾りが取れてしまうことがあります。

・注意点:長く使っているゴムは劣化している場合があります。旅行前に軽く伸ばして状態を確かめ、簡単に外れないようしっかり巻き付けておきましょう。

2-7. 余っているキーホルダー・チャーム

以前バッグに付けていたキーホルダーや、お土産でもらったチャームが家に眠っているなら、目印として使う方法もあります。

・使い方:ハンドルの根元にある金具や、ファスナーの引き手に付いている穴などに取り付けます。

・メリット:スーツケースにちょっとしたアクセントを加えられます。鈴が付いているタイプなら、見た目だけでなく音でも自分の荷物に気付きやすくなります。

・デメリット:預け入れたスーツケースは、運搬中にほかの荷物とぶつかったり、積み重ねられたりすることがあります。そのため、キーホルダーのチェーンが切れたり、本体が破損したりする可能性があります。

・注意点:ガラスや陶器など、衝撃で壊れやすい素材は避けたほうが安心です。布製のぬいぐるみマスコットや、ラバー(ゴム)製などのやわらかい素材が使いやすいでしょう。

2-8. カラビナ・結束バンド

アウトドア用品のカラビナや、ケーブルをまとめるときに使う結束バンドも目印として活用できます。

色付きのものが家にあれば、ちょうどよいアクセントになります。

・使い方:ハンドルの根元にある金具などへ通して固定します。結束バンドの場合は、リング状になるよう取り付けます。

・メリット:カラビナは取り外しが簡単で、鮮やかな色なら目印としても使いやすいです。結束バンドは一度しっかり締めれば外れにくいため、途中でなくしてしまう心配も少なくなります。

・デメリット:金属製のカラビナは、移動中にスーツケース本体へ当たり、細かな傷が付く可能性があります。

・注意点:傷が気になる場合は、プラスチック製やラバーコーティングされたカラビナを選ぶと安心です。結束バンドを使う場合は、旅行先で外す必要があることも考えて、切るためのハサミを預け入れ荷物に入れておくとよいでしょう。

2-9. エコバッグ・布の切れ端

使っていない薄手のエコバッグや、不要になった服の布なども、少し工夫すれば目印として使えます。

わざわざ専用品を用意しなくても、身近なものを再利用できる方法です。

・使い方:エコバッグの持ち手部分をスーツケースのハンドルに固く結びます。布の切れ端は細長く裂き、リボンのように使うこともできます。

・メリット:布は比較的丈夫で切れにくく、面積もあるため見つけやすいのが特徴です。色や柄が目立つものなら、より目印として使いやすくなります。

・デメリット:エコバッグをそのまま大きく結び付けると、結び目がこぶしほどの大きさになり、荷物を持つときに邪魔になることがあります。

・注意点:できるだけコンパクトにまとめ、ほかの荷物やベルトコンベアの設備へ引っ掛からないようにしておきましょう。長く垂れ下がる部分を作らないのもポイントです。

2-10. 自作のネームタグ・メッセージカード

厚紙とヒモが家にあるなら、自分だけのネームタグを手作りする方法もあります。

少し手間はかかりますが、自分好みに仕上げられるのが楽しいところです。

・使い方:厚紙に目立つ色でマークやイラストを描き、パンチで穴を開けます。そこへヒモや輪ゴムを通し、スーツケースのハンドルに取り付けます。

・メリット:市販品にはないデザインにできるため、自分のスーツケースだと見分けやすくなります。好きな色やマークを使えば、遠くから探すときにも役立ちます。

・デメリット:紙で作る場合は水に弱く、雨に濡れると破れたり、インクがにじんだりすることがあります。

・注意点:透明なテープで全体を覆っておけば、簡易的な防水対策になります。また、名前や連絡先などの個人情報を書く場合は、外から丸見えにならないよう工夫しておくことも大切です。個人情報を記載するときの詳しい注意点については、後ほど解説します。

3. 家にあるもので目印を付けるときのコツ

家にあるものをスーツケースの目印にするなら、少し付け方を工夫しておくと安心です。

せっかく目印を付けても、移動中に外れてしまったり、思ったほど目立たなかったりすると困ってしまいますよね。

ここでは、「結ぶ」「貼る」「ぶら下げる」の3タイプに分けて、外れにくく、見つけやすい目印にするためのコツをご紹介します。

3-1. 結ぶタイプ(リボン、バンダナ等)の付け方とコツ

リボンやバンダナなどの「結ぶタイプ」は、途中でほどけないようにしっかり固定することが大切です。

空港ではスーツケースがほかの荷物と触れたり動いたりするため、簡単な蝶結びだけでは、いつの間にかほどけてしまうこともあります。

少し手間をかけて、外れにくい結び方にしておきましょう。

3-1-1. ほどけにくい結び方

リボンやバンダナを付けるときは、「二重の固結び」にしておくと安心です。

蝶結びにしたい場合は、まず根元を固結びでしっかり固定します。その上から蝶結びを作り、さらに輪の部分同士を軽く結んでおくと、ほどけにくくなります。

ツルツルした滑りやすい素材を使う場合は、結び目に少量の水を付けて乾かしたり、目立たない色の糸で結び目を軽く縫い留めたりする方法もあります。

取り付けたあとに軽く引っ張ってみて、簡単にほどけないか確認しておくと、より安心です。

3-1-2. 適切な取り付け位置

リボンやバンダナを結ぶなら、スーツケースの「トップハンドル(上部の持ち手)」や「サイドハンドル(横の持ち手)」が使いやすいでしょう。

一方、キャリーバー(伸縮する金属製の持ち手)の根元に結ぶのは避けたほうが安心です。バーを収納するときに布が挟まり、動かしにくくなる可能性があります。

さらに見つけやすくしたい場合は、トップハンドルとサイドハンドルの両方に同じ色や柄の布を付けておくのもおすすめです。

片方が外れてしまっても、もう片方を目印として使えます。

3-2. 貼るタイプ(マスキングテープ、ステッカー等)の付け方とコツ

マスキングテープやステッカーなどの「貼るタイプ」は、移動中に剥がれにくくするための下準備がポイントです。

ほんのひと手間加えるだけでも、しっかり貼り付きやすくなります。

3-2-1. 剥がれにくくする下準備

テープやステッカーを貼る前に、スーツケースの表面についた汚れや油分、水分をきれいにしておきましょう。

ホコリや手垢などが残っていると粘着力が落ち、剥がれやすくなることがあります。

ウェットティッシュなどで表面を拭いたあと、乾いた布で水分をしっかり拭き取ってから貼るのがおすすめです。

ちょっとした準備ですが、きれいに貼りやすくなります。

3-2-2. 跡を残さないための工夫

ビニールテープや粘着力の強いステッカーを使うときは、スーツケースへ直接貼るのではなく、マスキングテープを下地にする方法もあります。

まずマスキングテープを貼り、その上からビニールテープやステッカーを重ねます。

こうしておくと目印を固定しながら、旅行後はマスキングテープごと剥がしやすくなります。

「目印は付けたいけれど、スーツケースに粘着跡を残したくない」という方にも取り入れやすい方法です。

3-3. ぶら下げるタイプ(キーホルダー、シュシュ等)の付け方とコツ

キーホルダーやシュシュなどの「ぶら下げるタイプ」を使う場合は、破損や引っ掛かりに注意しましょう。

目立たせることも大切ですが、外側に大きく飛び出しすぎないように付けるのがポイントです。

3-3-1. 破損を防ぐ取り付け位置

キーホルダーを外側に大きく飛び出すように付けると、ほかの荷物とぶつかったときに衝撃を受けやすくなります。

できるだけ、ハンドルの内側にある隙間や、スーツケースのボディの溝に沿うような位置に取り付けるとよいでしょう。

外側への飛び出しを抑えることで、直接ぶつかるリスクを減らしやすくなります。

お気に入りのキーホルダーを使う場合は、とくに取り付け位置を意識してみてくださいね。

3-3-2. サイズ選びの基準

ぶら下げる目印は、大きければ大きいほどよいわけではありません。

こぶし大を超えるような大きなものは、ほかの荷物の車輪に巻き込まれたり、ベルトコンベアの隙間に挟まったりする可能性があります。

目安としては、手のひらに収まる程度の大きさが使いやすいでしょう。

さらに、赤や黄色など周囲と見分けやすい明るめの色を選ぶと、手荷物受取所でも自分のスーツケースを見つけやすくなります。

「目立つこと」と「邪魔になりにくいこと」の両方を意識して選ぶのがポイントです。

4. スーツケースの目印で避けたい付け方と注意点

スーツケースに目印を付けておくと、自分の荷物を見つけやすくなって便利です。

ただし、付け方によっては目印が取れてしまったり、思わぬトラブルにつながったりすることもあります。

せっかく目印を付けるなら、安全で使いやすい方法を選びたいところですよね。

ここでは、スーツケースの目印として避けておきたい付け方と、知っておきたい注意点をご紹介します。

4-1. 長く垂れ下がるものはベルトコンベアの巻き込み原因に

リボンの端や長い紐が付いた飾りなど、スーツケースから長く垂れ下がるものは、できるだけ避けておくと安心です。

空港で預けた荷物は、ベルトコンベアや自動仕分け機などを通って飛行機へ運ばれます。

その途中で長い布や紐がローラーや機械の隙間に巻き込まれると、目印が取れてしまうだけでなく、スーツケースのハンドルが破損する可能性もあります。

場合によっては機械が停止し、ほかの荷物にも影響が及ぶことがあります。

リボンや紐を使いたい場合は、結び目から垂れる部分を長くしすぎないことが大切です。目安として、5〜10センチ以内に収めておくとよいでしょう。

4-2. 壊れやすい素材・高価な装飾品は避ける

ガラスや陶器、薄いプラスチックなどでできたキーホルダーやチャームも、スーツケースの目印にはあまり向いていません。

預けた荷物は輸送中に衝撃を受けることがあるため、壊れやすい素材だと破損してしまう可能性があります。

割れた破片で自分やほかの人のスーツケースを傷つけたり、空港スタッフがけがをしたりする恐れもあるため、できるだけ丈夫なものを選びましょう。

また、ブランド物のリボンや高価なアクセサリーを目印代わりにするのも避けたほうが安心です。

輸送中に紛失したり、盗難のリスクが高まったりする可能性があります。

目印を選ぶときは、「多少汚れても、万が一なくなっても困らないもの」をひとつの基準にしてみてください。

4-3. 個人情報(名前・住所)が丸見えになるネームタグは危険

自分でネームタグを作る場合は、個人情報の見せ方にも気をつけたいところです。

氏名や住所、電話番号などを表面に大きく書いてしまうと、多くの人が行き交う空港や駅で、知らない人の目に触れる可能性があります。

住所と旅行中であることが同時に知られてしまうのは、防犯面でも少し心配ですよね。

個人情報を記載する場合は、次のような方法を取り入れてみてください。

・二つ折りのカードにして、内側だけに情報を書く
・カバー付きのタグにして、めくらないと情報が見えないようにする
・ローマ字のイニシャルと、携帯電話番号またはメールアドレス程度にとどめる

必要以上に個人情報を見せなくても、最低限の連絡先が分かるようにしておけば、万が一スーツケースを紛失したときの連絡先として役立ちます。

4-4. スーツケースの素材を傷める強力な粘着テープの使用

「家にあるガムテープを貼れば、簡単に目印になるかも」と考える方もいるかもしれません。

ですが、布テープやクラフトテープなどの粘着力が強いテープは、スーツケースの目印としてはあまりおすすめできません。

特に布製のガムテープを長期間貼ったままにすると、粘着部分が固まって残ってしまい、きれいに剥がすのが難しくなることがあります。

専用のシール剥がし液を使っても、すっきり落とせない場合があります。

さらに、ポリカーボネート素材などでは、テープを剥がす際に表面の塗装まで一緒に傷めてしまう可能性もあります。

手軽に使えるものではありますが、大切なスーツケースを長く使うためにも、強力な粘着テープを直接貼る方法は避けておくと安心です。

4-5. 類似品が多すぎるアイテムの落とし穴

目印を付けたからといって、必ずしも取り違えを防げるとは限りません。

たとえば、「家にあった赤い細いリボン」や「100均でよく見かけるバンダナ」などは、手軽な一方で、ほかの人も同じように使っている可能性があります。

同じ便に、よく似た赤いリボンを付けたスーツケースがいくつもあれば、「あれ、どっちが自分のだろう?」と迷ってしまいますよね。

そんなときは、身近なアイテムを少し組み合わせてみるのがおすすめです。

たとえば、

・リボンを2色重ねて結ぶ
・バンダナの結び方を少し工夫する
・バンダナの結び目に缶バッジを付ける

といった方法があります。

特別なものを新しく用意しなくても、ちょっとした組み合わせだけで見分けやすさは変わります。

「ひと目見て、自分のスーツケースだと分かるかな?」と考えながら、オリジナルの目印を作ってみてください。

5. 似たスーツケースが多い色別・おすすめの目印カラー

スーツケースは、本体の色によって目立ちやすい目印のカラーも変わります。

せっかく目印を付けるなら、遠くからでも「あ、自分のスーツケースだ」と気づける色を選びたいですよね。

まずは自分のスーツケースの色を確認して、家の引き出しにあるリボンやバンダナ、テープなどから、相性のよさそうな色を探してみてください。

5-1. 黒・ネイビーのスーツケースに映える目印

黒やネイビーは、スーツケースでもよく見かける定番カラーです。 似たような荷物が並ぶと、自分のものがどれなのか迷ってしまうこともあります。

そんな黒やネイビーのスーツケースには、「黄色」「オレンジ」「鮮やかなピンク」「黄緑色」など、明るく目に入りやすい色がおすすめです。

本体との色の差がはっきりするので、たくさんのスーツケースが並んでいても、パッと見つけやすくなります。

反対に、暗い赤や茶色、黒っぽい柄のバンダナなどは、本体の色になじんで目立ちにくくなることも。

遠くからでも見つけやすくしたいなら、できるだけ明るい色を選んでみてくださいね。

5-2. シルバー・グレーのスーツケースに映える目印

シルバーやグレー系のスーツケースには、「赤」「青」「濃い緑」など、はっきりとした色の目印がよく映えます。

シルバーは光を反射しやすいため、白や淡いパステルカラーの目印だと、光に溶け込むように見えてしまうことがあります。

そのため、少し鮮やかな色のリボンやテープを選ぶのがおすすめです。

メタリックなボディに明るい色がアクセントとして加わるので、見た目にも分かりやすく、自分のスーツケースを見つけやすくなります。

5-3. 白やパステルカラーのスーツケースに映える目印

白や薄いピンク、水色などの明るいスーツケースには、「黒」「ネイビー」「濃い紫」などのダークカラーがおすすめです。

明るい本体にあえて濃い色を合わせることで、目印の形がくっきりと浮かび上がり、遠くからでも見つけやすくなります。

少し華やかさを加えたい場合は、ビビッドな柄物を選んでみるのもいいですね。

また、白いスーツケースなら、色鮮やかなステッカーやマスキングテープもきれいに映えます。

自分らしくアレンジを楽しみながら、ひと目で分かる目印にしてみてはいかがでしょうか。

6. 家にちょうどいいものがない場合の代替案

ここまで、家にあるものを活用してスーツケースに目印をつけるアイデアをご紹介してきました。

とはいえ、「家の中を探してみたけれど、ちょうどいいリボンやテープが見つからない……」ということもありますよね。

そんなときは、無理に家にあるもので済ませなくても大丈夫です。100円ショップや旅行用品店などで手軽に買えるアイテムを取り入れてみるのもおすすめです。

6-1. 100均(ダイソー・セリア等)で買える便利な目印グッズ

家の中に使えそうなものが見つからなかったら、まず頼りになるのが100円ショップです。

旅行用品コーナーをのぞいてみると、カラフルな「スーツケースベルト」や、シリコン製の「ラゲッジタグ」などが見つかることがあります。

旅行用品だけでなく、手芸コーナーの幅広リボンやワッペン、文具コーナーの目立つマスキングテープなども目印に使えます。

「これなら自分のスーツケースがすぐ分かりそう」と思えるものを探してみるのも楽しいですね。身近なお店で気軽にそろえやすいのも、100円ショップのうれしいところです。

6-2. 市販のスーツケースベルトやラゲッジタグの活用

旅行用品店やネット通販で販売されているスーツケースベルトを使う方法もあります。

スーツケースベルトは目印になるだけでなく、万が一スーツケースが開いてしまったときに、中身が飛び出すのを防ぐためにも役立ちます。

また、スーツケース全体を覆う「スーツケースカバー」なら、ひと目で自分の荷物を見分けやすくなるうえ、傷や汚れから本体を守れるのもメリットです。

旅行へ行く機会が多い方なら、長く使えるお気に入りのベルトやカバーをひとつ用意しておくのもいいですね。

6-3. スマートタグ(AirTagなど)の導入検討

荷物の取り違えや紛失が心配な方は、AppleのAirTagなどのスマートタグを取り入れる方法もあります。

リボンやベルトのように外から見える目印にはなりませんが、スマートフォンから荷物の位置を確認できるため、「スーツケースが見当たらない」というときの安心材料になります。

たとえば、外側には家にあるリボンやベルトで分かりやすい目印をつけて、内側にはスマートタグを入れておく、といった使い方もできます。

「見つけやすくするための目印」と「もしものときに位置を確認するための対策」を組み合わせておけば、より安心して旅行を楽しみやすくなります。

7-1. スーツケースにハンカチを結んでも大丈夫?

はい、ハンカチを目印として結んでも大丈夫です。

ただし、輸送中にほどけないよう、二重にしっかり結んでおくと安心です。

また、布が長く垂れ下がっていると、ベルトコンベアなどに巻き込まれる可能性があります。結び目から布が大きく垂れないよう、できるだけ短くまとめておきましょう。

移動中に汚れたり、破れたりすることもあるため、大切なお気に入りのハンカチよりも、汚れても困らないものを選ぶのがおすすめです。

7-2. キーホルダーは付けても大丈夫?壊れない?

柔らかい布製やラバー製のキーホルダーであれば、比較的使いやすいでしょう。

一方で、ガラスやプラスチック、金属などでできた繊細なキーホルダーは注意が必要です。スーツケースは輸送中にほかの荷物とぶつかったり、強い衝撃を受けたりすることがあり、破損してしまう可能性があります。

付ける場所にも少し工夫してみてください。

外側に大きく飛び出す位置よりも、ハンドルの内側など、なるべく引っかかりにくい場所を選んでおくと安心です。

7-3. マスキングテープははがれない?雨の日は?

マスキングテープは手軽に使えて便利ですが、少し注意も必要です。

紙製で粘着力がそれほど強くないため、ほかの荷物とこすれたり、雨に濡れたりすると、はがれてしまうことがあります。

使う場合は、凹凸の少ない平らな面に貼ったり、何重かに重ねたりすると、はがれにくくなります。

雨の日や長期間の旅行では、マスキングテープよりも耐水性や粘着力のあるビニールテープを選ぶと、より安心です。

7-4. 目印はスーツケースのどこに付けるのが一番いい?

おすすめなのは、「トップハンドル(上部の持ち手)」や「サイドハンドル(横の持ち手)」です。

このあたりは、スーツケースがどの向きでターンテーブルに流れてきても比較的見つけやすく、リボンやハンカチなども付けやすい場所です。

一方、キャリーバー(引き伸ばして使う棒)の根元に目印を付けるのは、できるだけ避けたほうがよいでしょう。

キャリーバーを収納するときに布などが挟まり、動かしにくくなる可能性があります。動く部分を避けて目印を付けておくと安心です。

7-5. 名前はスーツケースの外側に書いたほうがいい?

名前や住所などの個人情報を、外から誰でも読める状態にしておくのは避けたほうが安心です。

名前を記載したい場合は、カバー付きのネームタグを使い、めくらないと中身が見えないようにしておくとよいでしょう。

外から見える部分には、ローマ字のイニシャル程度にとどめておく方法もあります。

また、万が一スーツケースが行方不明になったときに備えて、携帯電話番号やメールアドレスなどの連絡先を内側に入れておくと安心です。

7-6. ガムテープを貼っても大丈夫?

布製のガムテープやクラフトテープを、目印としてスーツケースに直接貼るのはあまりおすすめできません。

粘着力が強いため、はがしたあとにベタベタとした粘着剤が残ってしまうことがあります。素材によっては、きれいに落とすのに手間がかかることもあります。

テープを目印として使いたい場合は、比較的跡が残りにくいマスキングテープや、はがしやすい養生テープを選ぶとよいでしょう。

見た目だけでなく、「旅行が終わったあとにきれいにはがせるか」まで考えて選んでおくと安心です。

8. まとめ

スーツケースの目印は、わざわざ専用グッズを購入しなくても、家にあるものを使って手軽に作れます。

・手軽に付けたいなら:シュシュやヘアゴム
・見つけやすさを重視するなら:バンダナや明るい色のリボン
・跡を残したくないなら:マスキングテープ

このように、目的に合わせて家の中を探してみると、目印として使えるものが意外と見つかるかもしれません。

ただ、ひとつ気をつけたいのが安全面です。

「ほどけないようにしっかり結ぶ」「長く垂れ下がるものは避ける」「壊れやすい飾りは付けない」など、移動中に外れたり引っかかったりしないよう確認しておきましょう。

旅行前夜や当日の朝になって、「スーツケースの目印を用意していなかった!」と気づくこともありますよね。そんなときも、慌てなくて大丈夫です。

この記事で紹介したアイデアを参考にしながら、家にあるものを上手に活用してみてください。自分のスーツケースがひと目で分かる目印を付けて、安心して旅行を楽しんでくださいね。