ポリエステルとレーヨンが混ざった「ポリエステルレーヨン」の服。肌触りが良くて扱いやすく、日常着からおしゃれ着まで幅広く使われている素材です。しかし、いざお手入れしようとしたとき、「自宅で洗濯しても大丈夫なのか?」「水洗いすると縮んでしまうのではないか?」と悩む方は非常に多いでしょう。
結論からお伝えすると、ポリエステルレーヨンの服が自宅で洗濯できるかどうかは、素材の配合率ではなく「衣類についている洗濯表示」によって決まります。
ポリエステルが含まれているからといって一律に洗えるわけでも、レーヨンが混ざっているから一律に洗えないわけでもありません。まずは必ず衣類のタグにある最新の洗濯表示を確認してください。桶のマークに数字や手のイラストが描かれていれば家庭洗濯が可能ですが、「×(バツ)」がついている場合は自己判断での水洗いは避け、クリーニングを検討する必要があります。
たとえ家庭洗濯が可能な表示であっても、ポリエステルレーヨンの服には水に弱く縮みやすい「レーヨン」が含まれているため、通常の衣類よりも丁寧な扱いが求められます。
この記事では、ポリエステルレーヨンの服を洗濯する前の確認ポイントから、縮みやシワを防ぐ具体的な洗い方、配合率による考え方の違い、間違えて洗って失敗してしまった時の対処法まで詳しく解説します。まずはご自身の服のタグを見て、表示に従った適切なお手入れをマスターしましょう。
1. ポリエステルレーヨンは洗濯できる?まず洗濯表示を確認
ポリエステルとレーヨンの混紡衣類を洗うとき、「この服、自宅で洗っても大丈夫かな?」と迷ってしまいますよね。
そんなとき、まず確認しておきたいのが、衣類の裏側などについている「洗濯表示タグ」です。
日本の洗濯表示は、消費者庁の定めたJIS規格(JIS L 0001)に基づいて記載されており、その衣類に合ったお手入れ方法を確認できます。
そのため、「ポリエステルが○%だから洗える」「レーヨンが入っているから洗えない」と、素材の割合だけで判断するのはおすすめできません。
大切な洋服を縮みや型崩れから守るためにも、まずは洗濯表示を見て、どのパターンに当てはまるのか確認してみましょう。
1-1. 洗濯機で洗える表示の場合
洗濯表示タグに「桶のマーク」があり、その中に「30」や「40」などの数字が書かれている場合は、ご家庭の洗濯機で水洗いできます。
この数字が表しているのは「水温の上限」です。
たとえば「40」と書かれている場合は、40℃以下の水温で洗います。
ポリエステルレーヨンの衣類を洗うときは、洗濯表示に従ったうえで、水温を上げすぎないようにすると安心です。
もうひとつ確認しておきたいのが、桶のマークの下にある「横線」です。
・線なし:通常の強さで洗濯できる
・線1本:弱い力(弱水流)で洗濯できる
・線2本:非常に弱い力で洗濯できる
線が入っている場合は、衣類に強い負担をかけないように洗うのがポイントです。
洗濯機を使う際は、洗濯表示を確認しながら、「ドライコース」「手洗いコース」「おしゃれ着コース」など、衣類への負担を抑えられるコースを選ぶとよいでしょう。
1-2. 手洗い表示の場合
桶のマークの中に「手のイラスト」が描かれている場合は、手洗いができる衣類です。
この表示がある場合は、洗濯機の強い水流でもみ洗いするのではなく、衣類にできるだけ負担をかけないよう、やさしく洗ってあげましょう。
ポリエステルレーヨンの衣類は、素材や縫製によってデリケートな扱いが必要になることがあります。
手洗いする場合は、洗濯表示に記載された水温の上限を守り、おしゃれ着用の中性洗剤など、その衣類に適した洗剤を使ってやさしく「押し洗い」するのが基本です。
ゴシゴシこすったり、強く揉んだりするのは避けてくださいね。
強い摩擦を加えると、毛羽立ちや型崩れ、縮みなどにつながることがあります。できるだけ生地をいたわるようなイメージで、やさしく扱うのがポイントです。
1-3. 家庭で洗濯できない表示の場合
桶のマークに大きな「×(バツ)」が重なっている場合は、「家庭での水洗いはできない(家庭洗濯禁止)」という意味です。
この表示がある場合は、「少しくらいなら大丈夫かな?」と思っても、自宅で水洗いするのは避けたほうが安心です。
水洗いすることで縮みや型崩れ、風合いの変化などが起こり、元の状態に戻すのが難しくなる可能性があります。
お気に入りの洋服ほど、できるだけ長くきれいな状態で着たいものですよね。
家庭洗濯禁止のマークがついている場合は、無理に自宅で洗わず、クリーニング店に相談して、その衣類に合った方法でお手入れしてもらうと安心です。
2. ポリエステルとレーヨンを混ぜた生地が洗濯で注意を要する理由
「ポリエステルとレーヨンを使った服は、どうして洗濯するときに注意が必要なの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
その理由を知るには、まずポリエステルとレーヨン、それぞれがどのような特徴を持つ素材なのかを見ていくと分かりやすいです。
ポリエステルとレーヨンは、性質が大きく異なる繊維です。2つを組み合わせることで、それぞれの良さを生かした着心地のよい生地になります。
ただし、水や摩擦が加わる洗濯では、それぞれの弱点が出やすくなることもあります。
2-1. ポリエステルの特徴
ポリエステルは、石油を原料として作られる「合成繊維」の代表的な素材です。
さまざまな衣類に使われており、扱いやすさに優れているのが魅力です。
主に、次のような特徴があります。
・水に強く、洗濯しても縮みにくい
・シワになりにくく、型崩れしにくい
・乾きやすい
・丈夫で長持ちしやすい
このように、ポリエステルだけで見ると、比較的お手入れしやすい素材です。
水に濡れても繊維の状態が変わりにくいため、家庭で洗濯しやすく、普段着にもよく使われています。
一方で、吸湿性や吸水性はあまり高くありません。そのため、汗をかいたときに蒸れを感じやすかったり、静電気が起こりやすかったりすることがあります。
2-2. レーヨンの特徴
レーヨンは、木材パルプなどを原料として作られる「再生繊維」です。
シルク(絹)のような美しさを目指して作られた素材で、ポリエステルとはまた違った魅力があります。
主な特徴はこちらです。
・シルクのような上品な光沢がある
・とろみがあり、なめらかで柔らかな肌触り
・ドレープ性に優れ、美しいシルエットが出やすい
・吸湿性が高く、蒸れにくい
レーヨンは肌触りがよく、見た目にも上品さがあるため、ブラウスやワンピースなどにもよく使われています。
ただし、洗濯するときには少し注意したい特徴があります。
それが、水に弱いことです。
レーヨンは水分を吸うと、繊維が横方向に膨らみます。この現象を「膨潤(ぼうじゅん)」と呼びます。
繊維が横に膨らむことで全体のバランスが変化し、縮みにつながることがあります。
さらに、水に濡れたレーヨンは乾いているときよりも強度が低くなります。
その状態で強くこすったり、洗濯機の中で激しく動いたりすると、繊維の表面が毛羽立ち、白っぽく見えてしまうこともあります。これが「白化」と呼ばれる現象です。
シワや型崩れにつながる場合もあるため、レーヨンは家庭で水洗いするときに特にやさしく扱いたい素材のひとつです。
2-3. 混紡するとどのような特徴になるのか
では、性質の異なるポリエステルとレーヨンを混ぜると、どのような生地になるのでしょうか。
ポリエステルレーヨンは、丈夫で扱いやすいポリエステルと、なめらかで上品なレーヨンを組み合わせた「混紡素材」です。
2つを組み合わせることで、
「ポリエステルの丈夫さやシワになりにくさ」と、
「レーヨンの柔らかな肌触りや上品な風合い」
の両方を取り入れることができます。
着心地と扱いやすさのバランスがよく、魅力の多い生地です。
ただし、ここで覚えておきたいのが、混紡したからといって、レーヨンの弱点がなくなるわけではないということです。
生地全体はポリエステルのおかげで丈夫になりますが、含まれているレーヨンには、「水を吸うと縮みやすい」「濡れると摩擦に弱くなる」といった性質が残っています。
そのため、いつもの感覚で洗濯機に入れて強く洗ってしまうと、レーヨン部分が水分を吸い、生地全体に縮みやゆがみが出ることがあります。
型崩れやシワにつながってしまう場合もあるため、少し注意が必要です。
「ポリエステルが入っているから、普通に洗っても大丈夫」と考えるよりも、「レーヨンも入っているので、少し丁寧に扱おう」と覚えておくと安心です。
お気に入りの服をきれいな状態で長く楽しむためにも、洗濯前には洗濯表示を確認し、生地に合った方法でやさしくお手入れしてあげましょう。
3. ポリエステルレーヨンを自宅で洗濯する方法
洗濯表示を確認して、「家庭で洗濯できる」というマークがついていれば、自宅でのお手入れができます。
ただし、ポリエステルレーヨンは洗い方によって縮みやシワ、型崩れが起こることもあります。お気に入りの服をきれいな状態で長く楽しむためにも、一つひとつの工程をやさしく行うことが大切です。
ここでは、ポリエステルレーヨンの衣類を自宅で洗うときの手順や、失敗を防ぐためのポイントをご紹介します。
3-1. 洗濯前に確認すること
洗濯機や洗い桶に衣類を入れる前に、まずはいくつか確認しておきたいポイントがあります。
少し手間に感じるかもしれませんが、このひと手間が色落ちや型崩れを防ぐことにつながります。
・色落ちチェック:
レーヨンは、染料の種類によって色落ちしやすいことがあります。
初めて洗う服や濃い色の服は、目立たない裏側の縫い目などに洗剤の原液を少量つけ、数分置いてみましょう。そのあと、白い布や綿棒で軽くトントンと叩いて確認します。
もし布に色が移るようであれば、ほかの洗濯物とは分けて洗うのがおすすめです。心配な場合は、無理に自宅で洗わず、クリーニングを検討すると安心です。
・装飾品やファスナーの処理:
洗濯中の引っかかりや型崩れを防ぐために、ボタンやファスナーも確認しておきましょう。
ボタンは留め、ファスナーは上まで閉めておくと、洗濯中に衣類がねじれたり、金具がほかの生地に引っかかったりするのを防ぎやすくなります。
リボンや取り外せるベルトなどがついている場合は、あらかじめ外しておくと安心です。
・目立つ汚れの事前処理:
襟元や袖口、食べこぼしなどの目立つ汚れは、洗濯前に軽くお手入れしておきましょう。
薄めた中性洗剤を汚れた部分になじませ、指の腹でトントンとやさしく叩くようにすると、汚れが浮きやすくなります。
ゴシゴシ強くこすると生地に負担がかかるため、力を入れすぎないのがポイントです。
3-2. 洗濯機で洗う場合
洗濯表示で洗濯機での水洗いができる場合は、次の手順で洗っていきます。
- 洗濯ネットに入れる
ポリエステルレーヨンの服は、洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめです。
ネットに入れることで、ほかの衣類との摩擦が減り、毛羽立ちや型崩れを防ぎやすくなります。
衣類は軽くたたんでからネットへ入れましょう。
このとき、大きすぎるネットを使うと中で服が動いてしまい、かえって摩擦やシワの原因になることがあります。衣類の大きさに合った、ほどよいサイズのネットを選ぶのがポイントです。
- コースを選ぶ
標準コースは水流が強く、生地に負担がかかりやすいため、できれば避けましょう。
「ドライコース」「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「ソフトコース」など、弱い水流でやさしく洗えるコースを選ぶと安心です。
洗濯機によってコース名が異なるため、取扱説明書もあわせて確認してみてください。
- 水温を確認する
水温は30℃以下を目安にします。
レーヨンは熱の影響を受けやすいため、温度の高いお湯で洗うと、縮みや色落ちにつながることがあります。
お風呂の残り湯は温度が高い場合もあるので、常温の水を使うほうが安心です。
- 洗濯機を回す
おしゃれ着用の中性洗剤を規定量入れ、洗濯をスタートします。
柔軟剤を使うと、繊維同士の摩擦を抑えやすくなり、シワを防いだり、肌触りをやわらかく仕上げたりする効果が期待できます。
使う場合は、衣類や柔軟剤の表示を確認しながら適量を入れましょう。
3-3. 手洗いする場合
洗濯表示が「手洗い」になっている場合や、洗濯機で洗える衣類でも、できるだけ生地への負担を減らしたい場合は手洗いがおすすめです。
ポイントは、とにかく「やさしく洗うこと」。
強くこすったり、もみ込んだりせず、ゆっくり洗っていきましょう。
- 洗浄液を作る
洗面器や洗い桶、清潔な洗面ボウルなどに30℃以下の水を入れます。
そこへ、おしゃれ着用の中性洗剤を規定量加え、洗剤が一か所に偏らないよう軽く混ぜておきましょう。
- 押し洗いをする
衣類を軽くたたんだ状態で洗浄液の中に沈めます。
手のひら全体を使い、上からやさしく押して「沈める・浮かせる」を繰り返します。これが「押し洗い」です。
20〜30回ほど、2〜3分を目安に行いましょう。
もみ洗いやこすり洗いをすると、水に濡れて弱くなったレーヨンの繊維に負担がかかります。汚れが気になっても、やさしく扱うことを意識してください。
- すすぐ
洗い終わったら洗浄液を捨て、きれいな水に入れ替えます。
洗うときと同じように、「沈める・浮かせる」を繰り返しながらすすぎます。
水を2〜3回ほど替え、泡がほとんど出なくなればすすぎ完了です。
柔軟剤を使う場合は、最後のすすぎ水に適量を溶かし、衣類全体になじませます。
3-4. 洗剤の選び方
ポリエステルレーヨンを洗うときは、「おしゃれ着用の中性洗剤」を選ぶのがおすすめです。
代表的なものには、エマールやアクロンなどがあります。
一般的な洗濯用洗剤の中には、洗浄力が高い一方で、デリケートな生地には負担がかかりやすいものもあります。
特にレーヨンを含んだ生地は、洗い方によって色落ちや縮み、風合いの変化が起こることがあります。
そのため、洗剤のパッケージに「おしゃれ着用」「毛・絹・デリケート素材用」などと書かれている中性洗剤を選ぶと安心です。
中性洗剤は洗浄力が比較的おだやかで、生地への負担を抑えながら洗いやすいのが特徴です。
お気に入りの服をできるだけ長くきれいに着たいときは、洗剤選びも大切にしてみてください。
3-5. 脱水のポイント
洗い方と同じくらい気をつけたいのが、脱水です。
レーヨンは水を含んだ状態では特にデリケートで、強い力が加わるとシワや型崩れにつながることがあります。
洗濯機で脱水する場合は、長時間回し続けないようにしましょう。
脱水時間は15〜30秒ほどを目安にし、長くても1分以内に抑えると安心です。
ポリエステルは比較的乾きやすいため、しっかり水分を抜こうとして長く脱水する必要はありません。
水がポタポタと落ちないくらいになったら、早めに取り出しましょう。
手洗いの場合も、雑巾のようにギュッと絞るのは避けます。
衣類を両手でやさしく挟んで水分を押し出すか、清潔な大きめのバスタオルで衣類を挟み、上からそっと押さえて水分を吸い取る「タオル脱水」がおすすめです。
生地に負担がかかりにくく、シワも防ぎやすくなります。
3-6. 干し方
脱水が終わったら、なるべく早めに衣類を取り出して干しましょう。
濡れた衣類を洗濯機の中に入れたままにすると、折れたり丸まったりした状態でシワがつきやすくなります。
干す前に、両手で衣類を軽く挟み、パンパンとやさしく叩いてシワを伸ばします。
縫い目や襟、袖なども指で軽く整えておくと、乾いたあとの仕上がりがきれいになります。
干し方は、衣類についている洗濯表示を確認しましょう。
・四角の中に縦線1本:つり干し(ハンガー干し)
・四角の中に縦線2本:濡れつり干し(脱水せずに干す)
・四角の中に横線1本:平干し
・四角の中に横線2本:濡れ平干し
・マークに斜め線が入っている場合:日陰干し
ポリエステルレーヨンの衣類は、濡れた状態で重くなると、生地が伸びたり、ハンガーの跡が肩についたりすることがあります。
型崩れが心配な衣類は、平干し専用ネットなどに広げて乾かすと安心です。
ハンガーを使う場合は、肩の部分に厚みがあり、衣類の肩幅に合ったものを選びましょう。
また、直射日光は色あせや生地への負担につながることがあります。風通しのよい日陰で干すのがおすすめです。
3-7. 乾燥機は使える?
ポリエステルレーヨンの衣類は、家庭用乾燥機やコインランドリーのタンブル乾燥機を使えるかどうか、洗濯表示を必ず確認しましょう。
四角の中に丸が描かれた「タンブル乾燥」のマークに「×」がついている場合は、乾燥機は使用できません。
レーヨンは熱や摩擦の影響を受けやすいため、乾燥機の中で高温の風を受けながら回転すると、縮みやシワ、毛玉、風合いの変化などにつながることがあります。
一度大きく縮んでしまうと、元の状態に戻すのが難しい場合もあります。
タンブル乾燥ができる表示になっている場合でも、衣類をできるだけやさしく扱いたいなら、自然乾燥を選ぶと安心です。
日陰での平干しや、衣類に合ったハンガーを使った陰干しなど、洗濯表示に沿った方法でゆっくり乾かしましょう。
4. ポリエステルとレーヨンの割合で洗濯方法は変わる?
ポリエステルとレーヨンの衣類を購入するとき、品質表示タグに「ポリエステル65%、レーヨン35%」などと書かれているのを見たことはありませんか?
「ポリエステルが多ければ、普通に洗っても大丈夫?」「レーヨンが多いと、やっぱり縮みやすい?」と気になる方も多いかもしれません。
まず覚えておきたいのは、配合率だけで洗い方を決めず、洗濯表示を優先することです。
ただ、ポリエステルとレーヨンがどのくらいの割合で使われているかを知っておくと、縮みやシワなどのリスクを考えるひとつの目安になります。
| 配合率の例 | 生地の大まかな特徴 | 洗濯時の注意点・リスクの目安 |
|---|---|---|
| ポリエステル80% レーヨン20% | ポリエステルの特徴であるハリや強度、乾きやすさが出やすい配合です。比較的シワになりにくい傾向があります。 | レーヨンが少なめなので、比較的縮みにくい傾向があります。ただし、強く脱水するとシワが残ることもあるため、脱水は短めにすると安心です。 |
| ポリエステル65% レーヨン35% | ポリエステルの丈夫さと、レーヨンのなめらかさをバランスよく感じやすい配合です。 | 家庭で洗濯できるものもありますが、レーヨンの性質にも注意したいところ。洗濯表示を確認し、洗える場合はやさしく扱いましょう。 |
| ポリエステル50% レーヨン50% | レーヨンらしいなめらかさや光沢、吸湿性を感じやすくなります。やわらかく流れるような風合いも魅力です。 | 水に濡れたときの縮みや摩擦によるダメージに注意が必要です。洗濯表示に応じて、手洗いや洗濯機の弱いコースなどで丁寧に扱いましょう。 |
| ポリエステル40% レーヨン60%など | レーヨンの特徴がより強く出やすく、とろみのある上品なブラウスなどにも見られる配合です。 | 家庭での水洗いができない衣類もあるため、洗濯表示をしっかり確認しましょう。表示によっては、クリーニングを利用する方法もあります。 |
4-1. レーヨン比率が低い場合(例:ポリエステル80%・レーヨン20%)
ポリエステルが大部分を占め、レーヨンが20%前後と少なめの場合は、ポリエステルの性質が出やすく、比較的型崩れしにくい傾向があります。
洗濯表示で家庭洗濯ができる衣類なら、表示に従って洗濯機の弱いコースなどを利用できる場合もあります。
ただし、レーヨンが少ししか入っていないからといって、必ず縮まないわけではありません。
高温のお湯や乾燥機などが適さない衣類もあるため、「レーヨンが少ないから大丈夫」と判断せず、洗濯表示を確認してからお手入れすると安心です。
4-2. レーヨン比率が高い場合(例:ポリエステル60%・レーヨン40%など)
レーヨンの割合が30〜40%、あるいはそれ以上になると、レーヨンらしいしなやかさや、なめらかな肌触りを感じやすくなります。
その一方で、水に濡れたときの縮みや型崩れ、摩擦などには、より気をつけたいところです。
衣類によっては、強い摩擦によって毛羽立ったり、脱水によってシワがついたりすることもあります。
洗濯表示が「手洗い」になっている場合は、表示に従ってやさしく押し洗いするなど、少し丁寧にお手入れしてあげると安心です。
お気に入りの服ほど、できるだけきれいな状態で長く着たいですよね。レーヨンの割合が高い衣類は、無理に洗濯機で洗わず、その服に合った方法を選んであげましょう。
4-3. 配合率はあくまで「注意度の目安」
ここで、もう一度覚えておきたいポイントがあります。
「ポリエステルが80%だから必ず家庭で洗える」「レーヨンが50%だから絶対に洗えない」というように、配合率だけで洗濯できるかどうかを判断することはできません。
なぜなら、衣類の洗濯方法は素材の配合率だけで決まるものではないからです。
たとえば、次のような要素も関係します。
・生地の織り方や編み方
・特殊な染色やプリーツなどの加工
・裏地や芯地に使われている素材
・ボタンやビジューなどの装飾品
こうした衣類全体のつくりを踏まえて、メーカーは洗濯表示を決めています。
そのため、たとえポリエステルの割合が高くても、衣類のつくりや加工によっては家庭での洗濯ができない場合があります。
配合率は、「どのくらい丁寧に扱ったほうがよさそうか」「縮みや型崩れにどのくらい注意したいか」を考えるための目安として見るのがおすすめです。
そして実際に洗うときは、品質表示タグにある洗濯表示を確認して、その服に合った方法でやさしくお手入れしてみてくださいね。
5. ポリエステル・レーヨン・ポリウレタン混紡の洗濯は?
ポリエステルとレーヨンに加えて、「ポリウレタン(PU)」が数パーセント(例:3〜5%程度)含まれている衣類もよく見かけます。
たとえば、ストレッチパンツや、ほどよく伸びて動きやすいジャケットなどです。洋服のタグを確認すると、ポリウレタンが少しだけ入っていることも珍しくありません。
ここで気をつけたいのが、ポリウレタンならではの特徴です。
ポリウレタンが含まれている場合は、ポリエステルとレーヨンだけを見て洗濯方法を決めるのではなく、ポリウレタンの性質にも目を向ける必要があります。
ポリウレタンの大きな特徴は、ゴムのようによく伸びること。ストレッチ性が高く、着心地をよくしてくれる便利な素材ですが、実は少しデリケートな面もあります。
特に気をつけたいのは、次の3つです。
・熱にとても弱い
・紫外線に弱い
・空気中の水分やガスなどの影響を受け、製造された時点から少しずつ経年劣化(加水分解)が進む。寿命は2〜3年程度と言われている
そのため、ポリウレタンが混紡されたポリエステル・レーヨンの服を洗うときは、レーヨンの「水への弱さ」だけでなく、ポリウレタンの「熱への弱さ」にも気をつけてあげましょう。
特に避けたいのが、お湯での洗濯や乾燥機の使用です。
ポリウレタンが熱によってダメージを受けると、せっかくのストレッチ性が失われ、生地が伸びたような状態になることがあります。また、表面から細いゴム糸のようなものが飛び出してくる場合もあります。
干し方にも少し注意が必要です。
ポリウレタンは紫外線にも弱いため、直射日光は避け、日陰で干すようにすると安心です。
ポリウレタンのような別の素材が加わっている服は、配合率が少なくても、その素材の特徴まで考えてお手入れすることが大切です。
「この服、家で洗っても大丈夫かな?」と迷ったときは、まず洗濯表示を確認してみてくださいね。服に合った方法でやさしくお手入れすることで、きれいな状態を保ちやすくなります。
6. ポリエステルレーヨンを洗濯すると縮む?シワになる?
ポリエステルレーヨンの服を洗濯するとき、特に気になりやすいのが「縮み」や「シワ」です。
お気に入りの服だからこそ、「洗ったら小さくならないかな?」「シワだらけになったらどうしよう」と心配になる方もいるのではないでしょうか。
こうしたトラブルには、レーヨンならではの性質が関係しています。原因を知っておくと、洗濯するときにも対策しやすくなります。
6-1. 縮む原因
洗濯による縮みには、レーヨンの性質が大きく関係しています。
レーヨンの繊維は水に濡れると、水分を吸収してふくらみます。この現象を「膨潤」といいます。
繊維一本一本がふくらむと、生地をつくっている糸同士の隙間が詰まりやすくなります。その結果、生地全体のバランスが変わり、縦方向の長さが縮んでしまうことがあります。
さらに、レーヨンは水に濡れると強度が低下しやすい素材です。
その状態で洗濯機の中で強い力や摩擦が加わると、繊維同士が絡み合い、そのまま乾いて元の状態に戻りにくくなることもあります。
こうした変化が重なることで、洗濯後の縮みにつながるのです。
ポリエステルが混ざっているため、100%レーヨンの衣類と比べると縮みにくい傾向があります。ただし、レーヨンの割合が高いものや、長時間脱水したものなどは、縮みが目立つこともあります。
縮みを防ぐためには、
- 水に浸けている時間をできるだけ短くする
- もみ洗いや強い水流を避ける
- 生地に余計な摩擦を与えない
といった点を意識すると安心です。
6-2. シワ・型崩れが起こる原因
シワや型崩れを防ぐうえで気をつけたいのが、「脱水のしすぎ」と「干し方」です。
レーヨンは、もともとシワがつきやすい素材です。
洗濯機で強く脱水すると、生地が折れた状態のまま水分が絞られ、深いシワが残りやすくなります。
ポリエステルが混ざっていても、一度しっかりついてしまったシワは、自然にきれいな状態まで戻りにくいことがあります。
また、洗濯直後の衣類はたっぷりと水分を含んでいるため、想像以上に重くなっています。
その状態で細い針金ハンガーなどにかけると、衣類の重みで肩の部分が下に引っ張られ、シルエットが崩れてしまうことがあります。
型崩れを防ぐためにも、
- 脱水は長くても1分程度の短時間にする
- 干す前にやさしく形を整えてシワを伸ばす
- 平干しや厚みのあるハンガーを使う
といった工夫を取り入れてみてください。
ちょっとしたひと手間ですが、仕上がりのきれいさに差が出やすいポイントです。
6-3. 色落ちなどその他のトラブル
ポリエステルレーヨンを洗うときは、縮みやシワだけでなく、色落ちや色移りにも注意したいところです。
レーヨンは、染料との結びつきが弱い場合があり、水洗いによって色が落ちたり、ほかの衣類に色移りしたりすることがあります。
特に濃い色の衣類を初めて洗うときは、ほかの衣類と分けて洗っておくと安心です。
また、「白化」と呼ばれるトラブルが起こることもあります。
水に濡れてやわらかくなったレーヨンの表面が、ほかの衣類や洗濯槽とこすれると、細かな毛羽立ちができることがあります。
すると光が乱反射し、その部分だけ白っぽく色あせたように見えてしまうのです。
一度白化してしまうと、元の見た目に戻すのが難しいこともあります。
そのため、
- 衣類に合ったサイズの洗濯ネットを使う
- 裏返してから洗う
- 弱い水流のコースを選ぶ
など、できるだけ摩擦を減らして洗うことが大切です。
ポリエステルレーヨンは少しデリケートな素材ですが、ポイントを押さえてやさしく扱えば、洗濯によるトラブルを減らしやすくなります。
7. 間違えて洗濯してしまった場合はどうする?
「家庭洗濯禁止だったのに、うっかり洗ってしまった」「脱水時間が長すぎて、クシャクシャになってしまった」など、洗濯後の状態を見て焦ってしまうこともありますよね。
ポリエステルレーヨンの洗濯で失敗してしまったときは、自宅である程度改善できるケースもあれば、残念ながら元に戻すのが難しいケースもあります。
ここでは、トラブルごとの対処法をわかりやすくご紹介します。
7-1. 縮んだ場合
水洗いによって縮んでしまった場合でも、縮みの程度によっては、自宅でのケアで少し回復できる可能性があります。
そこで使われることがあるのが、ヘアケア用の「リンス」や「コンディショナー」です。
リンスやコンディショナーに含まれる「ジメチコン」などのシリコン成分には、繊維の表面をなめらかにする働きがあります。そのため、絡まり合った繊維をほぐしやすくし、縮みをやわらげられる場合があります。
自宅で試す場合は、次の手順でやさしくケアしてみましょう。
【縮みを戻す手順】
- 洗面器に30℃程度のぬるま湯を張り、ヘアリンスやコンディショナーを小さじ1杯程度溶かします。
- 縮んでしまった衣類を入れ、30分ほど浸け置きします。
- 軽くすすいだら、バスタオルに挟み、やさしく水分を取ります。
- 衣類を平らな場所に広げ、上下左右に少しずつ伸ばしながら、元のサイズや形に近づけていきます。強く引っ張ると生地を傷めることがあるため、無理に伸ばさないようにしてください。
- 形を整えたら、そのまま平干しで自然乾燥させます。
ただし、この方法はあくまで応急処置です。必ず元のサイズに戻るわけではありません。
縮みが激しく、生地がフェルトのように固くなってしまっている場合は、繊維の構造そのものが変化している可能性があります。その場合、自宅で元の状態まで戻すのは難しいでしょう。
7-2. シワ・型崩れした場合
脱水後にシワがくっきり残ってしまったときは、アイロンでやさしく整えていきましょう。
まず確認しておきたいのが、衣類についている洗濯表示です。アイロンマークを確認し、表示に合った温度に設定してください。
ポリエステルレーヨンの場合は、中温・150℃以下が目安になることもありますが、衣類によって異なります。必ず洗濯表示を優先しましょう。
温度が高すぎると、ポリエステルが熱で傷んだり、生地の表面にテカリが出たりすることがあります。
アイロンをかけるときは、綿のハンカチなどを「当て布」として使うと安心です。
生地に直接アイロンを当てると、熱や摩擦によって繊維が傷み、テカリやアタリが出る原因になることがあります。
シワが深く残っている場合は、スチーム機能を使ったり、霧吹きで軽く水分を含ませたりすると、シワが伸びやすくなります。
スチームを使う場合は、生地にアイロンを強く押しつけるのではなく、少し浮かせながら蒸気を当てるようにすると、生地への負担を抑えやすくなります。
7-3. 色落ち・風合い変化が起きた場合
色落ちしてしまった衣類を、家庭で元とまったく同じ色に戻すのは難しいものです。
また、摩擦によって繊維の表面が毛羽立ち、白っぽく見える「白化現象」が起きている場合も、洗剤やアイロンだけで元の状態に戻すことはできません。
こうした状態は、汚れが付いているのではなく、繊維そのものが傷んでいる可能性があるためです。
もし高価な衣類や、「どうしても諦めたくない」と思うお気に入りの一着でトラブルが起きてしまった場合は、無理に自宅で直そうとせず、特殊な染み抜きや衣類の修復に対応しているクリーニング店へ相談してみるのがおすすめです。
自分で何度も洗ったり、強くこすったりすると、かえって状態が悪化してしまうこともあります。
なお、専門店に相談した場合でも、衣類の状態によっては完全に元通りにできないことがあります。まずは衣類の状態を見てもらい、どの程度まで修復できそうか確認してもらうと安心です。
8. ポリエステルレーヨンをクリーニングに出した方がよいケース
ここまで自宅での洗濯方法をご紹介してきましたが、服の状態や種類によっては、クリーニング店にお願いした方が安心な場合もあります。
大切なお洋服を長くきれいに着るためにも、以下のようなケースでは無理に自宅で洗わず、クリーニングを検討してみてください。
・「家庭洗濯禁止(水洗い不可)」のマークがある衣類
洗濯表示に家庭での洗濯ができないことを示すマークがある場合は、水洗いによって生地が傷んだり、型崩れしたりする可能性があります。自己判断で洗わず、クリーニング店に相談すると安心です。
・型崩れさせたくない衣類
スーツのジャケットやプリーツスカート、立体的なデザインのワンピースなど、きれいなシルエットを保ちたい服は注意が必要です。家庭で水洗いすると形が崩れてしまうことがあるため、プロによるドライクリーニングやプレス(アイロン)仕上げをお願いするのがおすすめです。
・高価な衣類、大切な思い出の服
高価な服はもちろん、プレゼントでもらった服や思い出の詰まった一着など、「失敗したら後悔しそう」と感じるものもありますよね。そんな大切な服は、無理に自宅で洗わず、プロにお任せするのもひとつの方法です。
・装飾が多い衣類
ビーズやスパンコール、刺繍、レースなどがあしらわれた服は、洗濯中に引っかかり、装飾が取れたり生地を傷めたりすることがあります。デリケートな装飾が多い場合は、クリーニング店に相談してみると安心です。
・色落ちが心配な鮮やかな色の衣類
濃い色のブラウスなど、事前の色落ちテストで色が移ってしまったものは、自宅での洗濯には注意が必要です。そのまま洗うと色褪せたり、ほかの部分へ色移りしたりすることがあります。
お気に入りの服ほど、「自分で洗って大丈夫かな?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、無理をせずクリーニング店に相談してみましょう。「迷ったらプロに任せる」という選択も、大切な服をきれいな状態で長く楽しむためのお手入れ方法のひとつです。
9. ポリエステルレーヨンの洗濯でよくある質問
ポリエステルレーヨンの洗濯について、「洗濯機で洗っても大丈夫?」「乾燥機は使える?」など、気になることも多いですよね。
ここでは、よくある疑問をFAQ形式でわかりやすくまとめました。
9-1. ポリエステル80%・レーヨン20%は洗濯機で洗える?
配合率だけでは一概に判断できませんが、ポリエステルの割合が高いため、洗濯表示が「家庭洗濯可能」になっていれば、洗濯機で洗える場合があります。
その際は、通常コースではなく「おしゃれ着コース」や「手洗いコース」など、やさしい水流のコースを選ぶのがおすすめです。
ただし、一番大切なのは洗濯表示を確認すること。表示が「家庭洗濯禁止」になっている場合は、ご自宅での水洗いは避けましょう。
洗える衣類でも、洗濯ネットに入れて中性洗剤を使い、脱水時間を短めにすると、生地への負担を抑えやすくなります。
9-2. レーヨンが少し入っているだけでも縮む?
レーヨンの配合量が少なくても、縮む可能性はあります。
レーヨンは水に濡れると繊維が水分を含んでふくらみやすく、その影響で縮みや型崩れが起こることがあります。
そのため、10%〜20%程度の配合でも「少ししか入っていないから大丈夫」と考えず、デリケートな衣類としてやさしく扱うのがおすすめです。
洗濯表示を確認したうえで、強い水流や長時間の脱水を避けると安心です。
9-3. エマールなどのおしゃれ着用洗剤は使える?
はい、使用できます。
ポリエステルレーヨンを洗う場合は、エマールやアクロンなどの「おしゃれ着用の中性洗剤」が使いやすいでしょう。
一般的な弱アルカリ性洗剤は洗浄力が高い一方で、デリケートなレーヨン繊維には負担がかかることがあります。
できるだけ生地をいたわりながら洗いたい場合は、中性タイプのおしゃれ着用洗剤を選ぶのがおすすめです。
9-4. 洗濯機のドライコースなら何でも洗える?
「ドライコース」や「手洗いコース」は水流がやさしいため、衣類への負担を抑えながら洗えるコースです。
ただし、「家庭洗濯禁止(水洗い不可)」の衣類まで洗えるわけではありません。
洗濯機のドライコースは、名前に「ドライ」とついていますが、あくまで水を使って洗うコースです。
一方、クリーニング店の「ドライクリーニング」は、水ではなく有機溶剤を使って洗う方法なので、洗い方そのものが異なります。
そのため、水洗い不可の表示がある服は、洗濯機のドライコースでも洗わないようにしましょう。
9-5. 乾燥機を使っても大丈夫?
基本的には、乾燥機の使用は避けるのがおすすめです。
ポリエステルレーヨンの衣類は、乾燥機の熱や回転による摩擦によって、縮みやシワ、毛羽立ちが起こることがあります。
特に、洗濯表示のタンブル乾燥マークに「×」がついている場合は、乾燥機を使用しないようにしましょう。
洗濯後は形をやさしく整えてから、日陰での平干しやハンガー干しで自然乾燥させると安心です。
お気に入りの服を長くきれいに着るためにも、できるだけ熱を加えずに乾かしてあげてくださいね。
9-6. 洗濯して縮んだ服は元に戻せる?
軽い縮みであれば、状態によってはある程度整えられる場合があります。
ひとつの方法として、ヘアリンスやコンディショナーを溶かしたぬるま湯に衣類を浸し、繊維の滑りをよくしてから、手でやさしく形を整える方法があります。
ただし、強く引っ張ると生地を傷めてしまう可能性があるため、少しずつ様子を見ながら行うことが大切です。
また、大きく縮んでしまった場合や繊維そのものが傷んでいる場合は、完全に元のサイズや風合いに戻すのが難しいこともあります。
無理に伸ばさず、状態が気になる場合はクリーニング店に相談すると安心です。
9-7. 洗濯表示が水洗い不可なら自宅では洗えない?
基本的には、ご自宅での水洗いは避けたほうが安心です。
「水洗い不可(家庭洗濯禁止)」の表示は、生地の性質だけでなく、縫製や裏地、染料なども含め、衣類全体が水洗いに向いていないことを示しています。
見た目には洗えそうな服でも、水に濡れることで縮みや型崩れ、色落ちなどにつながる場合があります。
大切な服を傷めないためにも、自己判断で無理に洗わず、クリーニング店に相談するのがおすすめです。
10. まとめ:ポリエステルレーヨンの洗濯は表示を確認して丁寧に
ポリエステルレーヨンの服を自宅で洗えるか迷ったときは、素材の配合率だけで判断せず、まずは「洗濯表示」を確認することが大切です。
最後に、ポリエステルレーヨンの服をお手入れするときに覚えておきたいポイントを、もう一度確認しておきましょう。
- 洗う前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。桶マークや手洗いマークがあるかをチェックしておくと安心です。
- 「家庭洗濯禁止」のマークがある場合は、無理に自宅で水洗いせず、クリーニングを利用しましょう。
- 洗濯機でも手洗いでも、洗剤は「おしゃれ着用の中性洗剤」を使うのがおすすめです。
- 洗濯機を使う場合は「洗濯ネット」に入れ、「ドライコース」などのやさしい水流で洗いましょう。
- 長時間の脱水は、縮みやシワにつながりやすくなります。脱水は1分以内を目安に短めにするか、タオルで水分を取る方法がおすすめです。
- 干すときは形を整えながらシワをやさしく伸ばし、風通しのよい日陰で乾かしましょう。乾燥機の使用は避けるのが安心です。
- アイロンをかける場合は、洗濯表示に合った温度に設定し、当て布を使いながら丁寧に仕上げましょう。
ポリエステルとレーヨンを混紡した生地は、それぞれの素材の良さを活かせる一方で、水には少しデリケートな一面もあります。
とはいえ、難しく考えすぎる必要はありません。
「配合率だけで判断せず、洗濯表示を確認して、やさしく丁寧に扱う」という基本を意識するだけでも、お気に入りの服をきれいな状態で長く楽しみやすくなります。
まずは、クローゼットにある服のタグを確認するところから始めてみてくださいね。

